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パンパンパンダのブログ

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映画を見たのは2週間程前。
私のド真ん中を貫くような作品でした。
嗚咽が漏れそうになるのをひたすら抑えて、涙を流しながら見ていました。

しかし、プロから見ると面白くない作品のようです。
スマホ世代に合わせた作品、という評価がされているのを見ました。
それは皮肉のようにも思えたのですが、私の中では納得出来ることでもありました。

監督の頭の中では出来上がっているものが観ている側には伝わらない、ということは多々あると思います。
映画を作られている方は才能と努力の塊のように見えます。そんな方が「伝わるだろう」と思って作ったものが凡人には何がいいんだか分からないなんてことは当然あるわけです。

最近観た作品の中に、原作よりも分かりやすく改編し映像化したものと、どうしてこういう演出なんだろうと理解出来なかったものがありました。
前者の場合、映像化するにはこうするしかなかったんだろうな、という諦めに近い感想、後者は、これよく分からなかったな、という感想を持ちました。

君の名は。は最初から分かりやすく作られたのだと思います。誰もが理解出来る、共感しやすいもの。監督の顔は見えてこないけれど、心にすんなり入ってくる作品。
そういう作品は悪く言えば、「弱い」、「薄い」であり、よく言えば、「易しい」、「分かりやすい」なのだと思います。

映画のコアなファンであったり、プロの方からすれば、無難な作品がヒットするのは当然、なにも面白くない、と感じるのかもしれません。

ですが、映画はなんのためにあるのか、と考えたときに、私は決して作る側の自己満足になってはいけない、と思うのです。それを自分の周りだけで見て楽しむなら構いませんが、世に出すのですから、不特定多数の人の約2時間を貰うのですから、見る側のことも当然意識しなければならないのではないかと思うのです。
ただ、それはいわゆる「原作壊し」になりかねない。現にそうなってしまった作品も見てきました。
しかし、新海監督の作品は初めからぶれていません。いや、実際のところは分かりませんよ。そう感じる、ということです。
監督の作りたいものと私たちの見たいものが重なっている。そういう気がするのです。
だから、すんなりと入ってくる、でも、確実に何かを残していってくれる、そんな作品になったのではないかと。

いいんですよ。どの作品が良いとか悪いとか、ほういうことではないんですよ。
作りたい作品があって、観たい作品があって、それは当然人それぞれで、ただ、「君の名は。」は多くの人に感動を与えた。それでいいんですよ。

私は「君の名は。」は誰にでも勧められる作品と感じました。人を選ばない、それがいいのか悪いのかはやはり人によって違うとは思います。

それでも、私は勧めたい。
是非、観てみてください!