このネットニュースの記事に疑問を抱く人は少なくなかった。
白池は黒沼の顔を知っていたのか、黒沼はなぜ白池の家に行ったのか、本当に『偶然』なのか。
しかし、その疑問を確かめる術はなく、白池の供述を否定することは出来なかった。
白池は部屋にあった包丁を使い十数回にわたり黒沼さんを刺して殺害していた。そこに計画性はなく、また、大きな恨みがあったと見られ、白池の供述と矛盾しなかったことから情状酌量の余地があると考えられた。警察によるそのような発表があったわけではないもののネット上での反応はそちらに傾いていた。
ネット上では加害者と被害者の名前から、『白と黒の殺人』や『正義と悪の事件』などと呼ばれ注目を浴びていたが、テレビで大きく取り上げられることはなかった。
この時点では。