僕は曖昧な笑顔を浮かべることしか出来なかった
「おかえりなさい」
そういう君はとても笑顔で
幸せに満ち溢れたような顔をしていた
「ただいま」
そういう僕は胸が苦しくて
君にはバレることのない作り笑いをした
君のことは大切に想っているよ
けど君が僕を好きなほど僕は・・・
僕のおかげで世界に色がついたと
満面の笑みで君は言う
その後で少し照れる君のこと
本当に可愛いと思うよ
ああ・・・
ねえ聞いてほしいんだ
僕が思ってること
そんな話をしたら君はきっと
泣いてしまうのだろう
喜びながら悲しみながら君は泣くのだろう
君はとても表情が豊かですぐに気持ちが顔に現れる
だから僕はいつも同じ顔しか出来ないんだ
君の気持ちが受け止めきれないんだ
いつも君は先を行く
僕の気持ちを置いていったまま
追い付こうと急いでみたけれど
心は僕にもついてこないようだ
君が笑う
僕も笑う
そんな当たり前のことが
当たり前に出来たらいいな