今日は9月3日のGUMIの日ということで。
あと、最近いきものがかりを聴き直してて、いろいろと語りたい気持ちが高まっているので(笑)
せっかくですし、半年くらい前にGUMIでカバーさせて頂いた
いきものがかりの『笑顔』という曲について、今更ですがアツくたくさん語ります!
※原曲よりキーが2つ高いです。一部アレンジも加えています。
この曲は、いきものがかりが26枚目のシングルとして2013年に…
という説明はWikipediaに任せます。
僕、この曲の歌詞がすごく好きなんです。
好きというか、自分の考え方そのものだなって。
なので歌詞について自分の読んだことをただひたすら語ります。
いきものがかりの歌詞は、
わたくしニャンシスの歌詞を分かってもらうのにも一番だと思うので。
まず、いきものがかりのデビュー時のキャッチコピーご存知でしょうか。
「泣き笑いせつなポップ3人組」です。
これ、今考えるとすごく端的に彼らのことを表現しているなって思います。
いきものがかりの曲には「笑う」「泣く」という表現がほぼ必ず出てきます。
どちらかではないです、必ずワンセットです。
たとえば『笑ってたいんだ』という曲でも、"涙"という表現が出てきます。
泣くという言葉がタイトルに入っている、『なくもんか』という曲も、
いきものがかりの代表曲の『ありがとう』や『YELL』も、そしてこの『笑顔』も同じです。
(逆に、両方見当たらない曲もある。デビュー曲の『SAKURA』とか。)
笑う日があれば、泣く日もある。
切ないことがあれば嬉しいこともある。
そういう表現をずっと大切にしてきたなかで、
一番そのメッセージが明確なのがこの『笑顔』という曲だと思います。
さて。この曲のポイントその1。
"だから僕は笑ってほしいんだ だから僕は生きていたいんだ"
いきなり"だから"という歌詞で始まります。
え???唐突に理由を説明されても、まだこっちは何も言ってなくない???
違ったんです。
この曲を聞くときにきっと多くの人の頭には『笑顔』というタイトルがあります。
ああ、自分自身が笑顔になるための曲なのね、と思いきや、
いきなり"だから僕は笑ってほしいんだ"と来ます。
僕は、自分のために笑って生きるではなく、「君」の笑顔のために生きようと歌っています。
ある意味誤解を解くような、そういう風には聴かないでねと釘を刺されるような表現です。
それをわざわざ冒頭から歌うというところに、らしさを感じました。
いきものがかりの頭サビの洗練された使い方。
つまり、この曲のテーマは簡単に言えば『誰かを笑顔にしたい!』ということです。
多分、映画の内容がそういうことなのかな(ポケモン詳しくないので見てないです)。
じゃあ、君を笑顔にするにはどうすればいいの?
そう考えたときに、「笑う」「泣く」がワンセットであることが思い出されます。
Aメロ
"花が「また」咲いている、「何度も」サヨナラをするよ"という表現から、
"この日々"はそういった"思い出"の繰り返しであると歌っています。
そこからBメロにかけて"君"がどういった存在かを歌った後、
サビでこのように綴られています。
"花が散って咲くように何度も 幸せを繰り返せたなら そうやって生きていこう"
…めっちゃこの歌詞いいよなぁ…
Aメロの"花"を比喩にして、幸せは繰り返すものだと。
たとえ今が幸せじゃなくても、幸せは繰り返すものだから、そういう風に割り切って"そうやって生きていこう"。
楽観的というよりは、ある意味自分のことを冷静に客観的に見ている気がします。
2番以降も同じテーマの元、君との楽しさ、寂しさなど、形を変えて繰り返されます。
2番サビの、
"わかりあうことは難しいけど 分かち合うことは僕にもできる"
って歌詞も結構好きです。
そしてCメロで雰囲気を変えて1音転調してから大サビ。
いつかちょっと悲しいこともある いつかちょっと嬉しいこともある
でもぜんぶ笑えたらいい ぜんぶ抱え生きていけたらいい
すべてがまた変わってしまっても なんどでも花を咲かせよう
しあわせになれるように 君とともに歩いていけるように
前述のテーマを一番わかりやすく、何度も何度も伝えています。
そして最後に、
笑いながら泣くような日々を 泣きながら笑うような日々を
そうやって生きていこう だから僕は強くなりたい
「笑い」「泣き」です。結局これが言いたいんです。
笑うことがあれば泣くこともある。
泣くことがあれば笑うこともある。
だから、いつも笑顔でいてほしいなんて言えない。
それでも、僕は君に笑っていてほしい。
だって、最後は「笑い」か「泣き」かの二択だから。
そのために君を悲しみから守るし、そのために僕は強くなりたい。
なんていうか、めちゃくちゃ愛を感じます!
"僕"と"君"は恋人かもしれないし、夫婦かもしれないし、親子や友達かもしれない。
誰かしら"君"という存在がいて、そのどの場面にも当てはめられる。
いきものがかりが老若男女問わず広い世代に愛される所以です。
そしてこの歌詞から思い浮かべる曲、中島みゆきさんの『時代』です。
あの曲も好きでよくカラオケで歌ってます(笑)
それ以外にも輪廻的なテーマの曲はたくさん存在しますが、
そういうずっと昔から普遍的に歌われているテーマに、あえて挑戦し続けるところも素敵です。
そして、この歌詞・テーマから導かれたサビのコード進行。
いわゆるカノン進行です。
なんとなく使いやすいから使ってしまうコード進行ですが、この曲にはちゃんとその意味を感じ取れます。
パッヘルベルのカノンという曲は超有名で、
あの同じフレーズをパートを受け継ぎながらただひたすら何十小節も繰り返す弦楽曲ですよね。
僕は部活動でオーケストラで管楽器奏者をやっていますが、
卒業式などで弦楽器が必死に小節数を数えながら腕の重みに耐えながら繰り返しているのを、
演奏が終わるまでジッと耐えています。お互いに修行しているみたいです。
その曲の進行と同じだから、カノン進行。
そう、このコードも"繰り返し"なのです。
このテーマがブレずに採用されているわけですね。
またアレンジもスバラシイ。
間奏でメロディがイェイイェーと歌っている裏で、
ドレミファソラシド(移動ド読み)のメロディが繰り返されています。
繰り返し、繰り返し…。
また出てきた!これも繰り返し!
最初に知ったときは鳥肌モノでした。
アレンジャーはおなじみ東京事変の亀田誠治さん。
まさにチームプレーです。
こんなに一貫したテーマでいろんなアイデアが生まれるのは、
多分いきものがかりが10年以上このテーマを歌ってきたからこその技なんでしょうね~。
そして。
この曲の中で、唯一繰り返さないものがあります。
”歌詞”です。
テーマはひたすら一貫しつつも、あの手この手で表現を変えて、
頭サビから4回のサビをすべて違う歌詞で歌い上げます。
間奏のメロディも、サビのコードも、全て繰り返す中で、
その上に乗っかる歌詞だけが、少しずつテーマを広げながら形を変えて現れる。
まるで、変わらず繰り返す時間と、形を変えて起こる世の中の出来事の対比を
曲の構成そのものに表しているようです。
『風が吹いている』の冒頭が"時代"という大きなテーマから始まると同じように、
ここにもものすごい広い世界観が感じられます。
僕と君という存在を切り取れば、ひたむきな愛情が感じられつつ、
もっと拡大すれば、無限に流れる時間や時代が繰り広げられている…っていう。
僕自身、無意識に歌詞の中に「笑う」「泣く」という表現を入れがちで、
なんでだろうな~?と考えているうちに、
いきものがかりの世界観がそのまま自分の中にあるんだなと気づきました。
そして、こんな素晴らしい曲に共感してくれる人が、
自分の周りに一人でも多くいてほしい!という思いで、今回カバーさせていただきました。
あ、バンブラPでも配信してますのでよかったらダウンロードして遊んでください!
それから最近、僕も新曲としてGUMIの2曲をアップしました。
どちらも、どのみち最後にはプラスマイナスゼロになるんだから多くを求めないよ、
みたいな歌詞が出来たかなと思っています!
本当に無意識的なレベルなので、他人事みたいになっていますが(笑)
自分の歌詞をどんな気持ちで書いたかなんて覚えてられないですよね^^;
当時の自分のみぞ知る…
よかったら聴いてってください♪