「大五郎、今日の夕焼けは一段と赤いな。
母上が見ていた景色も、きっとこんな風だったのだろう……」
「あ、大五郎!しまった!手がすべった!!」
「……!!」
「っと、危ねえ!」
「大五郎!!無事か!?」
「いやあ、間に合ってよかった。ケガはなさそうだな。」
「先ほどは息子を救っていただき、かたじけない。」
「いえいえ、無事で何よりでした。」
「この店の焼き鳥は絶品でしてね。ぜひ、温かいうちに…」
「大五郎、よかったな。おまえはお子様ランチだ。」
「乾杯!」
ジョッキを掲げて乾杯する子連れチワワのルークと柴犬、そして真ん中で嬉しそうに見守る大五郎であった。








