数年前のゴールデンウイーク明けの仕事1日目、溜まった業務を片付けて退社、帰宅したのは23時過ぎだった。
子供と嫁は当然寝ていて、リビングに入ると静かにフロアランプの光が壁を照らしていた。
一人で軽く食事と晩酌を済ませて、24時過ぎに布団に入ろうと寝室に入った。子供達と嫁が大ぶりの布団2枚の上で横になっていてぐっすり寝ていた。私も自分のいつものスペースに寝ようとした時、そのスペースに嫁のスマホが置いてあった。敷布団の上に私に正体するように置いてあって、スマホの黒い画面が話しかけてくるようだった。「気にならない?見てみたら?」と語りかけてくるような今まで感じたことのない不思議な感覚だった。