前のブログの続きです
8/20(日)水戯庵にて石山社中
による神楽を鑑賞しました
演目は里神楽「天地宿神」-和合の流舞-
↑こういった説明書きが配られ、上演前には出演者(笛の方)が動作の表す意味などを教えてくださったりしたのでありがたかったです。
正直、伝統芸能って敷居が高くて難しいイメージがあるので・・・
先に白翁、後に黒翁が登場するのですが、黒翁のほうが動きが激しかったです
善悪を表現しているわけではなく、陰と陽のように対極にありつつも、和合の流舞を舞っているのだそう。
天下泰平・五穀豊穣を祈り、人々へ祝福を届ける神事としての舞台を客席の私たちは参列者として見守っているという・・・
本当に神聖でおめでたい感じが伝わってきて、浄化されているような気分でした。
迫力に圧倒され、素晴らしいエネルギーを感じました。
あの装束でその動き、たいへんだろうなぁと思う場面も。
笛・大拍子・大太鼓も力強かったです。
観るほうに懸命で、拍手のタイミングを逃してしまってましたが
終演後にはなんと出演者がテーブルをまわって直接お話できたり、写真撮影にも応じてくださるという貴重な体験も
“全てを理解しようとしなくても、解釈が違ってもよい。何年も色んな人が受け継いできた歴史あるものを全部分かろうとするほうがナンセンス”的な言葉を聞けて、構えていた心が軽くなりました。
神楽面って無表情にも見えますが、それが逆に想像をかきたてるというか。
実は視界が悪くて片眼で見ていたりするそうで、舞台前方両端の柱を目印にしているんだそう。
拙い質問にも答えてくださり、楽しい時間でした。
改めて伝統芸能の魅力、日本文化の奥深さや美学に肌で触れられた気がして、感激でした
後世に伝承されるべき唯一無二の芸術だと思います。
撮影OKだったので撮らせてもらった写真