2/1から、今日で1週間。
この濃密な1週間を何と言って表現したらいいのか。
息子の人生はもちろん、母である私の人生においても、一生忘れられない、激動の日々だったと思います。
2/1、息子を第一志望校の試験会場に送り出した後、1問でも多く、彼の得意分野が出題されていますようにと、雲ひとつない、青空を見上げながらひたすら祈りました。
親は、もう祈ることしかできません。
あとは1人で戦うのみ。
ドキドキしながら家族全員で見に行った合格発表。そこに息子の番号はありませんでした。
小さなため息のあと、うなだれ、茫然自失の彼の手を引き今来た道を、そのまま駅に向かいました。
時間にしてほんの数分。
あっけない結末。
そのまま電車の中で、息子は小さく泣き出しました。「何が悪かったんだろう。結構、とれてたはずなのに・・」と。
2/1試験が終わった後も、本人的には手ごたえがあったと。
自宅で再現答案をつくってみても、今までの過去問の合格最低点よりとれていました。
彼の頭のなかには“合格”の2文字が浮かんでいたのかもしれません。
その結果が“不合格”。納得がいかない様子でした。
親子で決めていたとおり、2/1以降は第一志望校以外受験せず、千葉で合格をいただいた第二志望校に進学するつもりでした。気持ち切り換えるため、どういって声掛けをしたらいいか、私は悩んでいました。
ただ気になっていたことが1つ。
本人には期待するな、と伝えてはありました「追加合格」があることを。
再現答案を作って、感じていたのですが
今回の息子の出来は、「合格」「不合格」を分けるギリギリの得点で競り負けたのではないかと考えていました。
であれば、もしかしたら「追加合格」くるかも、と、私は心ひそかに思って(願って)いました。
そして学校から試験当日にアナウンスのあった追加合格を出す日時になると、私は仕事をしながらそわそわ携帯をチェックしていました。
そして、本当に電話がかかってきたのです!
(万が一、電話がかかってきてすぐわかるように、学校の電話番号は登録していました)
「追加合格のご連絡です。ご進学のご意思はいかがでしょうか」と。
私は携帯を手に、その場で泣き崩れてしまいました。
その後は事務的な手続きをお話いただき、翌日、来校し合格証をいただくことができました。
息子の身に、こんなことが起こるなんて。
数日前の絶望から、大きな喜びへ。
人生なにがあるかわかりません。
こうして、我が家の中学受験は終わりました。