徒然日記 ~ 愛wonkyu ~ ウォンキュ小説 -68ページ目

徒然日記 ~ 愛wonkyu ~ ウォンキュ小説

SJウォンキュ妄想垂れ流し小説ブログです。 
とはいいつつも83(レラトゥギ)・ヘウン、TVXQミンホも時々やらかしますが、どうぞご贔屓に!

数日後。

届いた箱を開けると綺麗なラベルの瓶を取り出す。

しげしげとそれを眺めながらチャンミンはグラスの中のビールを口にして、ガシガシと頭を掻いた。

 

「告白って…どうすりゃいいんだ」

 

そりゃあもう世間でモテモテのアイドル。

品行方正を突き進むとしても付き合った人が居ない訳でもない。

今はフリーだし、その期間もそこそこ長くなったがそれはそれで友人と楽しい時間を過ごす方が楽なので全く問題なかったのだ。

ところが。

こうなってみて思い返してみれば自分から告白した記憶が全くないのだ。

自分が好意を持って告白しようと思ったことはある。

あるにはある。

 

ただその場合一応相手の反応も見ておきたいので「好きです」アピールはさりげなくするじゃないか。

多分人類の半分以上はすると信じたい。

 

というチャンミンの考えはともかくとして。

アピールしたところ告白された。

そんなものである。

モテる男はそういうものである。

 

それなら告白された言葉を検証してみればいいのではないかと考えを変えて思い出してみる。

大体は直球で「好きです」「付き合ってください」

稀に奥ゆかしく手紙などももらったりはした。

手紙…ただのファンレターと思われかねない。

直球で勝負するしかないだろうなぁ…。

 

と、まぁ、そんなことを繰り返し考えて。

決戦の日だけは決めた。

 

クランクアップするまでは後々顔を合わせるのを考えるとまず無理だ。

その後に一度打ち上げがある。

その日かすぐ後くらいになんとか時間が合うところで。

 

…あと半月もない。

アピールだけはしておいた方が問題ないか。

問題と言えば向こうが天然で「チャンミンのファンだから」アピールしてくるのに対抗できるかどうかだ。

あの人本当に僕のファンらしい。

事あるごとにライブでの話や曲の話。

雑誌でインタビューを受けたときの答えなど、こっちだって忘れてるようなことを楽しそうに、しかも大概は褒めちぎって話すものだから照れ臭くて仕方ない。

ダメ出し的なこともたまーにはあるけど、それは自分でも納得しているし、気付きにもなることの方が多いので、助言とも捉えられるものだ。

どちらかというと、こちらがアピールされておちてる方なのか?


「いやぁ、向こうはただのファンアピールだよなぁ…」


むしろそれならファンに手を出すって事にならないか?


「いやぁ…手を出すって生々しいなぁ…そもそもその前にフラれるだろうし」


純粋に好きってだけなんだけど…

今時性別とか、とはいってはみても…

自分の事になるとビックリするくらい躊躇する。

性的マイノリティが認知、承認されてきたとは言っても「性的少数者」とも言われる時点で認められにくいということなのだろう。

世の中ほとんどのことは多数決で、多い方が正しいと思われやすい。

チャンミン自身、自分はヘテロだと思っていたし、変わっていないと思う。

やっぱり純粋に好きなだけ。

世の中全員ただ相手の事が好きなだけなのだ。

勝手にそれに名前をつけられて仕分けされているだけなのだ。


うん。

やっぱり直球で告白しよう。

おもいっきり気持ちよく打ち返してもらおう。

あー…あの人スポーツ万能そうだし小気味良いくらいに気持ちよく打ち返してくれるだろうなぁ。

諦めやすそうでありがたい。


「ドラマの打ち上げの後で時間あったら一緒に飲みませんか?」


それだけのメッセージを送るとしばらくして返ってきたのは了承の返事。


「俺も頼みたいことあるからちょうどよかった」


頼みたいこと?

とりあえず明日は現場で会えるはずだし、そこで聞いてみるか。


少し温くなったビールを飲み干してスマホ画面に視線を落とすとキュヒョンから


「決戦の日は決定したか?」


とメッセージが届いていた。

次の日は絶対二人で飲むぞ。

その日は空けておけとメッセージに酒瓶のラベルの写真を添付する。


「これの飲めるなら失恋するのも悪くないな」


確かに、悪くないな。

ちょっと苦く感じるかも知れないけれど。

小さく笑ってチャンミンは瓶を箱に戻した。