2021年のNHK大河ドラマが、渋沢栄一が主人公の「青天を衝け」に決定しました。これで僕が真っ先に思い出したのが、ニッポン放送の月曜深夜1時(月曜1部)で放送(1987年4月 - 1990年5月)されていた『デーモン小暮のオールナイトニッポン』のコーナー『1990年大河ドラマ誘致合戦』で渋沢栄一がネタにされていたことです。
1990年大河ドラマでは実現しませんでしたが、これから31年後に実現するとは、この時は思いもしませんでした。
ちなみにこのコーナーで他にネタにされた人物は「桃太郎」「紀貫之」「楠木正成」「杉田玄白」「プチャーチン」「母里太兵衛」「松尾芭蕉」「達磨和尚」「井伊直弼」「大塩平八郎」「天草四郎」「野口英世」「琵琶法師」「良寛」「田中正造」「斎藤茂吉」「二宮金次郎」「弥次・喜多(東海道中膝栗毛)」等々・・・
この渋沢栄一ネタもデーモンANNの番組本『試験にでるぬらりひょん』に収録されています。
これが放送されたのは、1988年7月4日深夜放送の回(AM 2:10頃)です。どうぞ。
デーモン閣下「本日の一通目行ってみたいと思う。本日の一通目、埼玉県、四股名『ルーク様の大奥に入りたい元OL』。」
ルーク参謀「おう、入れ入れ。」
本文「今回私は1990年NHK大河ドラマの主人公に、埼玉県出身のこの人、“えいちゃん”こと渋沢栄一氏を推薦します。」(ここで爆笑)
閣下(矢沢永吉の物真似で)「渋沢~、ヨロシク渋沢。渋沢ヨロシク。」
参謀「そうやってしゃべんの(笑)」
閣下「渋沢~。渋沢栄一だ。“えいちゃん”って呼んでくれ。」
(ここでしばらく笑い声有り)
閣下「えー、何?」 本文「東京都に隣接していながらも、またいくら西武ライオンズが活躍しても、ややマイナーなイメージをぬぐい切れない埼玉県を代表する人物だけあって、渋沢栄一と聞いても何をした人物か、いつの人物か、どこの人物か、御存知ない方もいらっしゃると思いますので、簡単に説明いたしますと、第一国立銀行や王子製紙などを設立し、日本の資本主義発展に大きな役割を果たした実業家であります。よってドラマは、彼がいかにして会社経営者として腕をふるったか、そしてその結果いかにして資本主義経済が発展していったかを主題とします。」
閣下「おっ、主題って言葉が出て来たねー」
本文「また、渋沢栄一役には実力も実績もありながら、なぜか今ひとつ地味で一般の人には顔もあまり知られていないヤクルトの尾花(高夫)投手などいかがでしょう。」(笑)
閣下「んー、いいねー」 参謀「あーそうかー」
閣下「巨人にいればねー、もう大投手扱いされる尾花。」
参謀「たまたまいた球団が悪かった。」
閣下「そう、あの、あれだよ。あの、何だっけ、槇原(寛己)だってヤクルトにいたらね、きっとね、どうってことないよ。何て言ったりなんかして?」
本文「ドラマそのものがややカタいテーマですので、便乗商売は軽いものがいいと思われます。渋沢栄一の出身地の深谷市には“えいちゃんグッズ”の土産物屋を出し、“えいちゃん五家宝”や、焼いてノドに巻くと風邪がすぐ治る深谷特産のネギを使った“えいちゃんねぎ”などを販売します。
一方、彼の銅像の立っているJR深谷駅前では、例によって“元祖えいちゃんの店”と“本家えいちゃんの店”が対立!激しい客寄せ合戦を繰り広げることが必至ですが、ここでも観光客は経済の勉強が出来ると共に、キャッチセールスのマニュアルも会得できます。
どーですっ、見てるだけでこんなに勉強になる大河ドラマ(仮題『ねぎの里に生まれて』)。“えいちゃん”はやってくれますぜっ!だんなっ。矢沢は歌ってくれますぜ!だんな!」
閣下(矢沢永吉の物真似で)「ヨロシクー!(元に戻って)んー、いいかも知れないな。そう。これで大河ドラマ観ながら、あのー、どうやってデーモンの店出すかを研究すると。これなかなかいい考えかも知れない。というわけで今日はちょっと時間の関係で一枚しか読まないけれども、このように、諸君たちのね、えー、地元でもいいし、地元でなくてもいいから、地元の生んだヒーロー、隣町の生んだヒーローを主人公に大河ドラマをでっち上げて、番組に送ってもらいたい。宛先は郵便番号100-87ニッポン放送『デーモン小暮のオールナイトニッポン』、『1990年大河ドラマ誘致合戦』の係まで、それでは曲に行ってみたいと思う。とんねるずで(矢沢永吉口調で)『YAZAWA』」(笑)
