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】「氷上の格闘技」と呼ばれる過酷なスポーツ、アイスホッケーの大国ロシアで、18歳の日本人青年がモスクワの名門チーム「ディナモ」とプロ契約を結んだ。「水準の高いロシアでプレーしたい」と中学2年で日本を飛び出した青年は、夢をかなえ、更なる活躍を誓っている。露スポーツ・メディアの注目度も上々だ。

 露4大名門チームの一つ、ディナモと契約したのは北海道苫小牧市出身の新谷誠(あらや・じょう)さん。ロシアの有名チームでプレーする日本人は史上2人目とみられる。新谷さんは中学2年から高校2年までモスクワで3年間のホッケー留学を経験しており、日本の高校でコーチを務めるロシア人がディナモ入りを仲介した。

 アイスホッケーの元日本代表を父親に持つアイスホッケー一家に育った新谷さん。若い日本人の“内向き志向”が指摘される昨今だが、中2の時に母親とともにモスクワに渡り、日本人学校や現地校での勉強とホッケー・スクールでの猛練習を両立させた行動力の持ち主だ。

 「最初はロシア語の知識もゼロ。学校が終わると勉強しながら地下鉄やバスを乗り継ぎ、ホッケー・スクールに通う毎日だった」。新谷さんは当時をこう振り返り、「ロシアでプロになることは小さい頃からの夢だった。ホッケーが大好きだからこそ、ここまで来られた」と話す。

 当面は2軍にあたる「若者リーグ」で試合を重ね、チームメートと競いながら上位リーグ入りを目指す。「日本がロシアのホッケー界に送り込んできたサムライ」などとスポーツ紙の関心も高い。新谷さんは「ロシアで開催される2014年のソチ五輪には日本代表として出場したい」と早くも次の夢を見据えている。



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