私はこの作品で、永田の感情の起伏がけっこう印象的です。
序盤の印象でこの人は、なんでも受け入れて、すべてに負けをを認めそうな人間かなと思ったのですが、
演劇に対しての自分自身の信念のようなものを持っているし、人にモノをいうし、怒るし。
さきに対しての永田のダメっぷりにも「わかっているんだけれども。」という申し訳なさが言動に出ていますよね。
そのプライドがあるからこそ、やってもらっている上に、自分の気持ちも沈んでいく、、、二人とも消耗してしまう
一番立ちの悪いヒモ男。
すいません名前を忘れましたが、同じチームだったあの女とのバトルもめっちゃおもろいし、共感できました(笑)
文字だけで、怒りや、メールを送る緊張や、不安感が伝わってきすぎた。。。
傷つけようという目的の文章を打ってからの、送信して震えていたシーンは理解できます。
我儘を貫くってかなり難しいと思うけど、永田ができたのはやっぱり演劇というものがあるから。
演劇で成し遂げたいというような没頭できるものがある、
その演劇というものが、強い信念を形成し、社会というものを敵視するエネルギーを作り出しているのも一つ。
自分ではなく、社会を変えてやるというような感情が生み出されているのもあると思いました。
さきについては、また今度。
よろしくどうぞ。