王者と世界ランキングに、今のテニスやサッカーのように意味があった時代。1950年代から、何もかもが変わり果て、ビジネスの構造が180度転換してしまった。サッカーでFIFAが用意した最強国を決する大会、ワールドカップに出場しない国があるか?あるとしたら、出場はしたいけど予選で敗退してしまったという理由だけだろう。誰だって、世界中が認める世界一になりたい、当たり前です。これはボクシングでも同じ。
しかし、ボクシングの世界ではほんの一握りのスーパースターがパワーバランスの頂点に居座っている(現実には彼らの上にTVネットワークというより強いパワーが存在する)。あろうことかボクシング界に跋扈するWBAやWBC、IBF、WBOという限りなく怪しく腐敗した団体は、FIFAのような統括団体ではなく、世界王者を勝手に乱造する承認団体でしかない。彼らが明日、ジュニアストロー級という新設階級を作って若い日本人ホープと無名のメキシカンを初代王者決定戦にすると言いだせば
それは、そうなるという理屈。
統括団体が無いから、実はボクシングの世界では「本当の世界一」は存在しない。存在するのはWBAが言うところの世界王者(あるいはスーパー王者、あるいは暫定王者、あるいは…)、WBCがいうところの世界王者(あるいは名誉王者、ダイアモンド王者、暫定王者、シルバー王者、あるいは…)。こういうものをありがたがっている選手や関係者は、100%偽物だということをまず確認したい。
