今日は休みで野暮用のために近鉄京都線で京都に向かっている。たまにこの電車に乗るのだが西大寺から京都までの間は田園地帯の真ん中を走っている。西大寺あたりはショッピングモールがあったり開けているのだがそこからは、だだっ広い田んぼの中を電車は走る。あーこんなところに畑でもしながら田舎暮らしがしてみたいななどと思ってみたりもする。日々、新型コロナだとかなんだとかで神経質になった、過密した繁華街で働く者にとっては魅力的なロケーションである。もしリモートワークできる仕事をしていたら地方への移住していたかもしれない。大阪市の中心部で生まれ育ち、ギラギラした青年時代を過ごしてから静岡県の山奥にしばらく暮らした。便利さからいえば都会の方が便利なのは間違いないが、四十代を過ぎたころから不便で当時は嫌だった山奥での生活が懐かしくなるときがある。近頃キャンプにハマり出したのもそのせいだ。車のエンジン音やコンクリートに囲まれた暮らしより、森の中で鳥の囀りを聞きながら、風に身を晒しているほうが人間らしいような気がするのは、歳をとったせいなのかな。