花火の帰り道…
5年前と同じ道を通る。
これが最後の時間になることはお互いが
感じながら
他愛ない話をしている。
もうじき終わってしまう時間に
何を話したのか内容なんて全くをもって
意味がなかった。
刻一刻と最後の別れ道が近づく。
今は幸せかい?
うん。
頷く頭をそっと撫でる。
何故別れてしまったのか…
5年前と気持ちは変わらないのに…。
全て意地を張ってしまったことから
御互いの時間が狂い始めた。
なんの為に生まれてきたのか
もしもう一度生まれ変わったら
意地など張らずに生きてみたかった。
大切な物さえ気づかなかった。
若気のいたりの代償は…
とてつもなく大きく
時間という取り返しのつかない物を失った。
夏になると…あの帰り道。。。
思い出す。