友達から紹介されて読んだ本です。タイトルは『いぬ』です。
サクッとしたタイトルに、興味をそそられました。
サクッとしたタイトルに、興味をそそられました。
著者は動物写真家の岩合光昭さん、世界中を巡って動物を撮っています。
ほかの著書に『ぱんだ』『ぱんだ』というタイトルの本も出しておられます。
掲載されている写真はどの写真も、犬の愛らしさと力強さが感じられます。
ひとつの写真にはていねいな言葉で書かれた短いコメントが添えてあります。
第一章 日本犬 天然記念物6犬種
犬、紀州犬、四国犬、甲斐犬、秋田犬、北海道犬、柴犬系雑種
第二章 ドッグ・オブ・ザ・ワールド
第三章 ヒトと暮らす
第一章では、鯉のぼり、満開の桜と一緒に撮られた柴犬から始まります。
そして日本の原風景をバックにして日本犬の魅力が映し出されています。
第二章では、外国の犬たちを現地で撮った写真が収められています。
この写真集ではよく子犬が登場します。
この写真集ではよく子犬が登場します。
5頭の元気の良いドーベルマンが並んで座った写真があります。
やんちゃな子犬が一瞬だけでも並んで座るなんてめったにないようですね。
第三章は、アメリカ、カナダ、チベットやベトナムなど各地の大自然の中での犬たちや、異文化の人々や街角、民家で性格している犬たちに写真です。
著者はあとがきで”イヌ本来の自然な動きに魅せられながら・・・”とかいてありました。
コメントを読みながら写真の中の犬たちを見ていると、みんな幸せそうに見えます。カメラマンの犬への気持ちと優れたカメラテクニックによるものなのでしょうね。
犬たちの魅力を、明るく時にはユーモアをもって伝えてくれるこの写真集は犬好きの私にとってかけがえのない一冊になりました。
※ この本は2011年に刊行された写真集を文庫化されたものです。
岩合光昭 著 株式会社 クレヴィス
2015年11月30日(初版) 定価(本体750円+税)
A6判 105mmX148mm 128ページ
2015年11月30日(初版) 定価(本体750円+税)
A6判 105mmX148mm 128ページ