前回の記事で紹介した通り、防水工事の通常の材料費と人件費と粗利益の構成比は50:35:15や40:30:30くらいになります。

では、見積り金額から半額が成立するのか?

基本的にはカラクリがあります。


通常の構成比



そのカラクリを暴いていきましょう。

通常の構成比を見ればわかるとおり、粗利益が15-30%しかないので、半額にするには材料費や人件費を削らなければなりません。

では、材料費や人件費を削るにはどうすれば良いのか考えてみます。

30%の粗利益を仮に10%に絞ったとして、20%の値引きが可能となります。

あと30%となると、材料費40%を20%にして、人件費30%を20%にしたら達成です!


では材料費を半分にするにはどうしたら良いか。

メーカーに特値をもらったとして、10000円の物が10%引きの9000円くらいになるのが目一杯と思います。

材料費を半分にするには、規定量を守らず、使用料を減らしたり、使わなければならない材料を使わずに工程を抜くしかありません。

また、人件費も同じく、1/3にするには工程を抜き、かかる時間を削る形になります。

要は手抜き工事をすれば可能ということになります。


値引き幅が大きな会社ほど、信用に値しないということになります。

また、3社相見積りで明らかに安い会社も注意しなければなりません。

同じ材料を使い同じ工法で工事を行う場合に、値段が大幅に違うことはあり得ません。

せいぜい1,2割と思います。

悪徳業者は値引き幅が大きくなりますので本当に注意が必要となります。



悪徳業者に騙されないためにも、最低限の知識を身につけておくことをオススメします。
建物でお困りの際は、是非、ご相談ください。

大阪府枚方市の雨漏り修理と外壁塗装屋さん
三協防水工業株式会社
営業部長 神原雅男
0120-841-576