先日、大津市の県道交差点で車2台が衝突し、散歩中だった保育園児ら16人が死傷した事故がありました。

それに、合わせ事故のあった交差点のGoogleストリートビューに保育園の子ども達が散歩している様子が映って痛ましい事故として拡散されています。


「交差点では、保育士さんも子ども達もいつもこうして道路から離れて信号を待っていたんだろう。ガードレールがあれば、この事故は防げたのでは?」

こんな声もあがっています。

そんな報道をうけ、警察庁長官は記者会見で

「諸外国に比べ歩行者が犠牲になる割合が非常に高いのが実情だ」

と述べ、通学、通園路のガードレール整備などの歩行者安全対策を関係機関と進める考えを示したそうです。

↑こうした、感じに大きい交差点にガードレールを設置してくれるということでしょう。


ここで、私が気になったことがあります。

「ガードレール整備などの歩行者安全対策」

と、などがついています。
それは、他の安全対策も含めてくれるという事でしょうか?
具体的には何を指すのでしょうか?

というのも、日頃からガードレールがあっても危ない、道もあるのです。


それは、ガードレールの反対側が塀の場合です。
ブロック壁はもちろん、




こうした万年塀(鉄筋コンクリート組立塀)も


ストリートビューで、路地を散歩をすると



↑こんな、とこも!

地震がきても、逃げられません。
ガードレールが、逃げ道を塞いでいるのです。

ここで、ブロック塀は、建築基準法で最低限の仕様が規定されていますが、万年塀は、建築基準法の範囲外だそうです。
万年塀はJIS規格で規定されている工業製品で、建築基準法では細かい仕様が規定されていないのです。

(設計事務所の方のブログに詳しく書いてあります


万年塀は、50年以上前のブロック塀が主流になる前の塀なので、今あるのは古いものがほとんどです。

歩行者の安全は道路側だけでなく、外側も確認してもらえると嬉しいです。(もっと言えば頭上も危ないのですが、これはまた別の機会に)

皆様も、自分のよく通る道をチェックしてみてくださいね。

"絶対死なせない"防災ママ
永吉美さと
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4月25日13:00~

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