先日行われました東和興業 ホイクリー事業部さん主催、出版記念セミナーのレポートをいたします。
当日は子育て中のママを中心に、20名ほどの人が集まってくださいました。
(↑一部の方としか撮れませんでしたが)
出版記念セミナーは、
第1部
子どもを死なせない部屋づくり講座(著者永吉美さと)
第2部
災害時のトイレの使い方(東和興業 ホイクリー事業部)
の2本立て。
第1部では、
どうして部屋づくりをしなければいけないのか?という理由を知るため、
「30年以内の巨大地震に遭う確率が、交通事故で死ぬ確率より高い」
「首都直下型地震が起これば、津波がこなくても東日本大震災以上の死者が予想されている」
そんな話に、参加者の方が真剣に耳を傾けてくださいます。
また
家の間取りを紙に描いて、
危険なところがないか?
安全なところはどこか?
とワークをしました。
地震が来た時の行動を見直すには、改めて間取りや家具の配置が、安全か考える必要があります。
死んでしまうかもしれないキッチンの間取りの人は、特にドキリとしたようです。
↑どのキッチンが危険か分かりますか?
そして地震に備えて、みんなでダンゴムシポーズの練習をしました。
ダンゴムシポーズを実際にとってみることで、逃げ遅れる人と逃げ遅れない人の違いがわかります。
「ダンゴムシポーズやりますよー!せーの、あ、地震だー!!」
この時、迷わずポーズをとれた人は大丈夫。
でも、周りの人を見回した後やろうとした人、
逃げ遅れてしまうかもしれません。
さらに「あ、地震だ!」と気付いたその瞬間に動けるように、緊急地震速報で練習もしました。
緊急地震速報は、ネット検索すればすぐ見つかります。地震が来なくても鳴らして、普段から音と一緒に練習することが大切です。
第2部では、
災害時のトイレの使い方を子どもに分かるように、簡単な人形劇でご紹介。
ホイクリーのマスコットキャラクター、ちゅーちゅーず災害時、水よりも食料よりも一番最初に困るのがトイレです。
トイレはいつも通り使ってしまったら、もうおしまい!
最初に使う人が、やらなければいけないことがあるからです。
トイレは子どもでもオムツが取れたら使います。3歳くらいで1人で使える子もいるくらいです。
ですから、子どもたちにも小さいうちから災害時のトイレについては、教えなければいけないことなのです。
手のひらサイズのトイレ模型。
大人は本を読んだり、話を聞いて理解できます。
ですが、幼い子どもは分かりません。
劇を見たり、模型を実際に触って、考えることも必要です。
子育て中のママやパパには、
自分が死なない、子どもを死なせない、そのための部屋づくりを最初にしていただきたいです。
命が助かるという事に加えて、被害の少ない部屋であれば、ストレスの多い避難所に行かずに済むでしょう。
そして、生き抜けるチカラをつける防育(防災教育)も、毎日の生活に取り入れてもらえると嬉しいです。
こうした防災教育を保育園や幼稚園でも取り入れていただけることを目指して、今後活動していくつもりです。
災害に負けない社会は、1人の力ではつくれません。
自分の防災意識を高めることからです。
ご協力してくださると嬉しいです。
え、キッチンにベビーゲートをつけてる人は、死んでしまうかも?
子どものイタズラ防止が逆効果になるなんて!
"絶対死なせない!"防災ママによる部屋づくり
他3月末に駒込、4月に池袋、6月蕨でもオファーをいただいております。
防災セミナーの要望は以下までお願いいたします。
bousaieducation★gmail.com
(★を@に変えてメールください)