このブログをメモ代わりに使います。
35度超えも当たり前となってしまった今年の夏。
おそらくは、まだまだ暑さも翳りを見せないであろう8月23日に、僕は自身2作目となる書籍を出版します。
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自分的な夏は、"この日を境にスタート"だと言わんばかりに、ワクワクしています。
処女作『超現代語訳戦国時代』出版することになったとき、
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「どういう経緯で、この本を出すことになったんですか?」
という質問をいっぱい受けました。
「ちょっと不思議なんだけど……」
というトーンが混ざりまくった、"疑問"に近いインタビュー。
特に悪意があったとかじゃないんです。
みんな驚きの方。
売れてない芸人が『幻冬舎』という有名な出版社から急に出版。
しかも歴史の本。
よくよく聞いてみりゃ、文章も書いたことないし、書籍化を夢見て頑張ってたわけでもない。
「えっと……ちょっと説明してもらえますか?」
ってことになるわけです。やっぱり。
こちらとしても「よくぞ聞いてくれました!」という感覚があったので、嬉々として喋ってたんです。
お世話になった方の名前を出せる喜びがあったんで。
ただ、さすがに1から10を話すことはできませんよね。
経緯だけで30分も40分も喋った日には、インタビュアーさんが泡吹いて白目の図確定なので。
だから、これまでネット記事なんかに載せていただいた、"本ができるまでの経緯"は、けっこう端折ったもの(これ文句じゃありませんよ。取り上げて頂くだけで本当にありがたいんですんから)。
逆に、このブログに書こうとしてるのは、経緯の全貌。
読んでるみなさんを泡吹いて白目にさせようというものです。
では、そんなこんなでそろそろ本題へ。
これは、僕の本、『超現代語訳戦国時代』にまつわる、
4人の恩人の物語です(こんなトーンでいく予定じゃないのに。完全に振りかぶってしまいました。やってしまってます)。
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2016年。一昨年の話。
長い事(15、16年)芸人をやっていて、売れてない自分。
現時点では食べていけるだけの仕事をもらっているけれど、そんなもんは綱渡り。
長続きしないこともわかっていましたし、長続きをさせてもダメだと思っていました。
「何かアクションを起こさないと……」
現状で与えられる仕事以外に、"何か"を見つけないと。
新しいアプローチが必要ということだけは確実。
それだけはわかっていたんです。
ただ、その"何か"がまったくわからない。
オレ、仕事になるような趣味持ってたっけ?
頑張って何かの資格でも取るか?
宅……建…?
宅建じゃねぇか。おもしれーけど。
好きなものを磨いてそれを仕事に……。
ゲー……ム…?
やってねぇじゃねーか。仕事に繋げたいばっかりに、無理矢理好きになるのは違う。
なんだ?
なにすりゃいいんだ?
うーーーん………。
時間を見つけては自問自答を繰り返すんですが、答えらしい答えなんかは全く出てきません。
上れない螺旋階段をずっとグルグル回ってるような感覚。
上ってないんですから、もはや階段でもありません。
ある時なんかは、喫茶店に行って、紙に書き出してみたんです。
自分の”好きなこと”や”得意とするもの”を。
読書、漫才、歴史、バレーボール、etc……。
それこそ思いつくままにバーーッ!と。
ドラマやアニメなんかだとね、
「ちょっと待て……。これとこれを組み合わせれば………そうか!これだ!!オレが歩むべき道は、これだったんだ!!」
となるんでしょうが、実際の房野は、紙を見つめ……
「………………だから何?」
なーんにも見つけられません。
現状の房野史典を再確認して終わり。
ぼんやりと「どうにかしなきゃな…」と思い始めて1年以上が経過。
元来、楽観主義者の自分も、さすがに”焦り”というものを感じ始めたのが、2015年の秋〜2016年の年明けにかけてだった、と記憶しています。
やがて、ちょいと切実な思いは外へと漏れ出します。
「誰かに…相談したい……」
こんな感情に駆られるようになるわけですね。
そうなった場合、大概僕の最初の相談相手は決まってます。
この時点で16年以上の付き合いになる同期。
山口トンボです。