お久しぶりのブログ
開いてみたら1ヶ月近い
先日89歳の父が天国へと旅立ちました。
約5年間の介護。
いつまで続くのかわからない介護の日々にめげた事もありましたが、父が生活からいなくなり気がついた事があります。
父の面倒を見ていると思っていたけれど、父が生きていてくれていた事で私はどれだけ見守られていた事か、いつもいてくれるだけでとてつもない安心感を感じていた事。
存在の大きさにびっくりしています。
毎日できない事が増えわがままになる父に戸惑い、時に苛立ち、父が私の知らない父になっていくのを見るのが悲しい日もあったり。
それも今は懐かしい日々です。
50代ではじめて親のいない世界で自立しなきゃと(だいぶ遅いですが、、)
今思えば今年に入り色々変化していた父。
振り返ると、人生の終わりに向かっていたのだな。
最後のご飯は大好きな焼肉を食べ、好き勝手で言いたい放題だった父。
でも旅立った今、父に関わっていただいたホームドクター、看護師さん、ヘルパーさん、近所の行きつけのお店の方々から、とてもキャラは濃いし自分の考えを通し気難しいところがあったけど、とにかく憎めない何かがあって優しく気遣いのあるジェントルマンでした。
と、思いもよらない感想を聞き父の姿を思い出し、確かにあんなに優しい人にはもう出会えないかも!
と思いました。
生きている時にパパは本当に優しいね!って伝えたらよかった。
娘と私、まだまだ何を見ても思い出しウルウルな日常ですが今は思い切り父との思い出に浸ろうと思います。
娘はじいちゃんにとっても可愛いがってもらった思い出ばかりで本当に辛そう。
棺には手紙やじいちゃんがずっと持っていた娘が赤ちゃんの時の写真を絵にして入れていました。
今は辛いけどこんなお別れを経験して成長していく娘を感じます。