ずっと冗談を言い続けてきました
わけもわからずにずっと冗談ばかり言い続けてきました
もともとは、あの子を笑わせるために
ただただあの子の笑顔が見たくて
ずっと冗談を言い続けてきました
いつかあの子はどこかへ消えて
どこにもいなくなってしまったのに
それでも冗談を言い続けてきました
目的はなくなり行為だけが残って
もはやなんのためなのかもわからないまま
毎週毎週ネタを作ってきました
毎週毎週ネタを作っては、あの子のかわりに先生や同期に見せてきました
あの子って、
「世の中クソばっかで人生つまんねー」って思ってた10代のころの自分
でも、そんなわけのわからない日々も、もう終わりです
そう、春は卒業の季節です
私たちの卒業ライブ『松竹わかば保育園』に来ていただいた方
大変ありがとうございました
そしてお世話になったマネージャー、先生方、先輩方、同期のみんな、
大変ありがとうございました
最後のライブ、
たぶん俺だけ、みんなとは別の競技をやっていたように思います
同期のみんなが所属を目指して本気で頑張ってるのはわかってました
でも俺は、正直どっちでもいいって思っていました
所属できようができまいが、どっちでもいい
ずっと同期のみんなには言えなかったけど
(たぶんそれを言ってしまったらもうみんなとは一緒にはいられないから)
でもそう思ってました
それは、自分がお笑いをやってる理由が自分自身へのけじめだからってこともあるし
それになにより
自分自身が誰よりも面白くなれれば自分の意志とは関係なく世間はほっとかないし
むしろそういう芸人にならなきゃいけない
と、そう思うから
お笑い
所属ダメだったら半年くらい離れようかなと思います
バラエティ番組ももういいです笑
芸人のノリ、もうお腹いっぱいです笑
ライブ後の打ち上げの席、
何気なく隣にいた森さんに「最近面白かったことある?」って聞いたら
「こうこうこういうことがあってすごく腹が立ちました!」と
面白かったことを聞いたのに腹が立った話をされました笑
もうそういうのたくさんです笑
腹が立った話=面白い、そういう芸人の価値観もう十分です笑
普通にディズニーランドに行った話とか聞きたいです笑
でも打ち上げ、みんなとしゃべれてすごく楽しかったです
今まであまり話せなかった人ともしゃべれました
ずっと個人的に興味があった3人ともちゃんとしゃべれてよかったです
篠原くんは普通にいい人でした笑
昨日、
1年ぶりの、何もない日曜日に
ふらふらと街まで行こうと家の玄関を出たら
あったかい風が体を吹きぬけて
ああ、春なんだと思って
少し泣いてしまいました
入学申し込みのとき、
プロフィールシートには国立名古屋大学大学院卒業と書きました
私の最終学歴は松竹芸能タレントスクールです