今回は私たちにとって一番身近な「人為災害」のひとつ、交通事故について考
えてみたいと思います。
早いもので今年も最後の月を迎えましたが、12月は特有の交通混雑や、飲酒の
機会が増えることにより、交通事故が多発する時期です。
交通事故の被害者・加害者とならないためには、運転者、歩行者ともに基本的
なルールとマナーを守ることが重要です。
【歩行者のルールとマナー】
●基本的に歩道を通行してください。
歩道のないところでは、道路の右側を歩いてください。
●道路は横断歩道を利用して渡りましょう。
●歩行者信号に必ず従いましょう。
●横断歩道、踏切などでは、左右をよく見て、安全を確認してから渡りまし
ょう。
●夜間には自動車等の運転者に見えやすい、明るい色の服装を身に着けるよ
うにしましょう。
【自転車乗車時のルールとマナー】
●歩行者優先を心がけましょう。
●自転車は、通行できる標識のある歩道以外では、車道の左端を通行しなけ
ればなりません。
●2人乗り、2台以上の並列での運転はしてはいけません。
●傘を差したり、物を持ったままの片手運転はしてはいけません。
●横断歩道では、自転車から降りて、歩行者信号に必ず従いましょう。
●雪道などの危険な路面状態での運転はやめましょう。
●交差点では、必ず止まり、左右の安全を確認しましょう。
●夜間は、必ずライトを点灯しましょう。
【自動車運転時のルールとマナー】
●交通規則を守らなければなりません。
●交通信号と道路標識に従わなければなりません。
●警察官の指示に従わなければなりません。
●無理な追い越し、進路変更はしてはいけません。
●まわりの歩行者や車両等に注意し、常に相手を思いやる気持ちが必要です。
●常に歩行者を優先して運転しなければなりません。
歩行者、自転車のそばを通るときは、安全な間隔をあけるか、徐行しなけ
ればなりません。
交差点での右折のときは、対向車、右折先の横断歩道の歩行者、自転車に
十分に注意しましょう。
交差点での左折のときは、左折先の横断歩道の歩行者、自転車、左折巻込
み事故に注意しましょう。
●運転中は、携帯電話の使用はできません。
●疲れたときは、休憩を取りましょう。
【もしも交通事故を起こしてしまったら (自動車運転者の義務)】
●車両等を安全な場所に移動させ、エンジンを切ってください。
●三角表示板を使い、周囲に交通事故の発生を知らせてください。
●負傷者がいる場合は、消防署(119番)に事故の場所、負傷者数、負傷の
状況を通報し、救急車の到着を待ってください。
●負傷者に対しては、ガーゼやハンカチで止血するなどの応急措置を行って
ください。
●警察署(110番)に事故の場所、負傷者数、負傷の状況を通報し、指示に
従ってください。
●レンタカーを使用している場合は、レンタカー会社への交通事故の報告が
必要です。