くんくまのvlog

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歴史、政治、経済など気になっていることを書き連ねます

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昨年秋に開催された、懐かしのラグビーワールドカップの記事がふと目に止まった



大会期間中、日本に訪れたあるアイルランド人はこのように語っていた。


「日本人の暖かさ、友情、親切心に心から感謝したい。
日本がどういう国なのかが、今回本当によくわかった。
今は日本に対する畏敬の念と感謝の気持ちでいっぱいだ」




日本xスコットランドの試合の翌日、
80歳近い近所のおばあちゃんとこんな会話をして
盛り上がっていた

「昨日の試合よかったわねー!
ラグビーは野蛮なスポーツだって今まで思ってたけど、
あんな紳士的なスポーツだったなんて知らなかったわドキドキ



正に、小さな子どもから、
ラグビーを観たこともなかったお年寄りまで、
日本中が熱狂し、
(なぜ泣く?と疑問に思っていた)
試合開始前の国歌斉唱に共に涙し、
中腰になって拳をぐっと握りしめながら「リーチ」と叫び、
試合後も余韻に浸りながら
気に入ったシーンを何度もリプレイしていた




しかも、日本代表選手の半数以上が外国人で構成されたチームだったにもかかわらず



そして終いには、
リーチ選手は日本代表だけでなく
応援している人みんなのキャプテンになっていた






なぜあんなにも日本人はラグビーに夢中になったのだろうか?






先の大戦中、マレーシア独立の為、日本に留学していたラジャー・ノンティック氏は
終戦後、このように語った



「かつて日本人は清らかで美しかった 
かつて日本人は親切でこころ豊かだった
アジアの国の誰にでも自分のことのように一生懸命つくしてくれた

何千万人もの人のなかには少しは変な人もいたし
おこりんぼやわがままな人もいた
自分の考えをおしつけていばってばかりいる人だって
いなかったわけじゃない


でもその頃の日本人はそんな少しのいやなことや不愉快さを越えて


おおらかで
まじめで
希望に満ちて
明るかった 



戦後の日本人は自分たち日本人のことを悪者だと思い込まされた

学校もジャーナリズムもそうだとしか教えなかったから

まじめに自分たちの父祖や先輩は悪いことばかりした

残酷無情なひどい人たちだったと思っているようだ

だからアジアの国に行ったらひたすらペコペコあやまって

私たちはそんなことはいたしませんと言えばよいと思っている

そのくせ経済力がついてきて技術が向上してくると

自分の国や自分までがえらいと思うようになってきて

うわべや口先では済まなかった悪かったと言いながら

ひとりよがりの自分本位のえらそうな態度をする


そんな今の日本人が心配だ 


本当にどうなっちまったんだろう


日本人は

そんなはずじゃなかったのに


本当の日本人を知っているわたしたちは

今はいつも歯がゆくてくやしい思いがする

自分のことや自分の会社の利益ばかり考えて

こせこせと身勝手な行動ばかりしている

ヒョロヒョロの日本人はこれが本当の日本人なのだろうか

自分たちだけで集まっては

自分たちだけの楽しみやぜいたくにふけりながら

自分がお世話になって住んでいる自分の会社が仕事をしているその国と

国民のことをさげすんだ眼で見たりバカにしたりする


こんなひとたちと本当に仲良くしてゆけるだろうか

どうしてどうして日本人はこんなになってしまったんだ」


-ラジャー・ダト・ノンチック-







なぜ
日本人はあんなにも
ラグビーに
夢中になり
涙したのだろうか?






日本人以上に日本の心を持った
日本のために戦う外国人選手の姿に





失った日本人の誇りを





みたのではないだろうか?





日本を守るため
命をかけて戦った
かつての日本人の誇りを






その答えが、ここにある気がした