手術後の夜中は、お腹の痛みで何度か目が覚めた。
目が覚めるたびに泣いて、看護師さんを困らせてしまった。
ようやく朝がきて、ふと病衣に目を向けるとびっしょりと濡れていた。
泣きすぎかな?と思って看護師さんに言うと、
そうではなさそう。
慌てて点滴漏れ等の確認をしてくれたが問題なかった。
病衣をめくってみると、母乳が溢れていた。
「こんな時でも、出るんだな」
と思ったのと同時に、娘に会いたくたまらなくなった。
先生に相談すると、
体が回復し、お世話出来るようになったら病室に一緒に泊まっていいとのこと。
今の私は、術後の痛み、両手の点滴、尿管、貧血…
しばらく会えないんじゃないかと、不安になった。
母乳は、
輸血したため、丸1日間は捨て、
その後は搾乳して冷凍保存することになった。
尿管は、
「歩いた方が、早く回復するよ」という事で、
お昼には抜いてもらい、歩き始めた。
痛すぎて少し後悔したが、娘に会うため!
トイレに行き鏡を見ると、
目がとんでもなく腫れていた。
その自分の顔を見て、また現実を思い出して泣く、
こんな事を繰り返していた。
そんな1日を過ごし、夜になると、
コンコンとドアがなり、主人が入ってきた。
出張に同行中の上司に、帰国の相談をしたところ、
その方の奥様も、出産時に体調を崩してしまったらしく、
「早く帰った方がいい」と背中を押して下さったそうだ。
一人で、これでもかというぐらい泣いていたが、
主人の顔を見て、また涙が溢れて「ごめんね」
とその日は泣き続けた。
夜遅かったため、翌日、
私の手術の結果について先生から説明を受けること事になった。