久しぶりに実家に帰ってる
ここ数年訓練尽くしで、帰る時間もなかったからばーさんも大喜びで、学校では見ることさえ許されなかったごちそうを用意してくれた。
その時、親父が卒業した時の写真をみせられた。
このあと、コンコードに入隊して、アサカイ星域会戦時に行方不明になる運命など微塵も感じさせない、俺とは決定的に違う、なんていうんだろうな、使命感や力強さが伝わってくる不思議な表情だった。
死と隣合わせで生きる職を選んだのに、クローンを残さなかった親父を許さなかったお袋の気持ちも、わからなくはないな。
こんな時代に「人間として生き、人間として死ぬ」を貫き通すこと、親父のたどり着いた答えの一端でも、この広い宇宙で出会うことができるだろうか。
