わが家にあるノートパソコンで唯一SSDへ換装できていないノートパソコンをついにSSDへ換装しました
ご自身でのハードディスクの交換は概ねメーカーが正式にサポートしている方法ではなくあくまでも自己責任において実施するものです。
メーカーさんによってはHDDの換装が原因となる故障は間違いなく保証の対象外のようですが、因果関係がなければ保証の対象となる場合があるそうです。
ですのでメーカー製品をお持ちで、ご自身でSSDに交換する行為は保証が交換後も継続されるのかは、メーカーさまに確認されてください
保証が切れている場合は、どうせ有償修理になるから問題ないと背中を押してくれる理由になりますね
今回SSDへ換装したノートパソコンは『NEC PC-LL750HS6R』です。
2012年5月10日に発売された製品で、OSはWindows7 Homeです。
CPU:インテル® Core™ i7-3610QM プロセッサー
2.30GHz(インテル® ターボ・ブースト・テクノロジー2.0に対応:最大3.30GHz)
4コア/8スレッド(インテル® ハイパースレッディング・テクノロジーに対応)
この製品はハードディスク(以下HDD)の容量が1TBありまして、1TBのSSDって今でもなかなか手の届かない金額です。
CPUがいくらインテル® Core™ i7-3610QM プロセッサーでもHDDでは起動や動作がもっさりしています。
起動時間は、モニタ画面の右側のナビゲーションバーが出るまで約2分35秒必要です。
ネット記事を読んでいますとNECさんのノートパソコンはマザーボードとHDDがリンク付けされていて、自分でHDDを換装できない みたいな記事もございました。
ある意味SSDを購入しても無駄になるかもしれないというリスクも考えましたが、全体的な記事を総合的にまとめてみますと個人的にユーザーにて換装ができる可能性が高いと判断しましたので、SSDの購入に踏み切りました。
全て自己責任と腹をくくります
今回換装するために選んだSSDは、
SanDisk ウルトラ 3D SSD SDSSDH3-1T00-J25 デス。
参考価格:37,000円前後(2017.12.02現在)
- 容量: 1 TB
- 読取り速度: 最大 560 MB/s
- 書込み速度: 最大 530 MB/s
- インターフェース: SATAリビジョン3.0(6 Gbit/秒)
PCの性能を向上させたいユーザーを対象としており、既存システムのアップグレードとして理想的な製品です。ユーザーは、本製品の採用により、耐久性と信頼性の向上、高速起動、アプリケーションロード時間の短縮、およびデータ転送の高速化を実現することができます。本製品は、従来の2.5インチ/ 7mmドライブフォームファクターで、250GB、500GB、1TB、2TBの容量で提供します。
今回SSDへ換装するノートパソコンのンターフェースがSATA2(3Gbit/秒)なのか、SATA3(6Gbit/秒)なのかわかりませんでしたが、予想ではSATA2を想定していました。
結果は後ほどご紹介いたします
HDD→SSDへ交換手順
事前準備
万が一のトラブルのためデータのバックアップ
思い出の写真や動画、音楽、年賀状ソフトの住所録等など絶対に失いたくないデータはDVDメディアやUSBメモリ、クラウドサービスなどを利用して可能な限りバックアップされることをお勧めいたします。
リカバリディスクの作成
クローンコピーが不可能な場合は、リカバリディスクを作成しておけばリカバリディスクを使用すれば工場出荷状態には戻すことができます。ノートパソコンの取り扱い説明書に記載されているはずです。
DVDメディアを何枚か使用しますので、未使用のDVDメディアを事前に準備してリカバリディスクを作成しておきます。
Windows(OS)のデジタルライセンス認証
パソコンの構成変更(パーツ交換)後にライセンス認証が通らないケースがありますので、事前にデジタル認証をさせておくことをお勧めいたします。
デジタル認証が通りますと下図の赤枠のように表示されます。
その他
ネット記事などでHDD換装前の注意点など、よく調べておくことをお勧めいたします。
ノートパソコンによっては、500GBまでしか認識しないとかいろいろと相性問題がある可能性がありますので、ご自分のノートパソコンの型式でSSDへ換装実績が過去に成功しているかご確認されてくださいませ。
SSDへ換装される方は念押しさせていただきますが、自己責任ということをあらかじめしっかりと認識されてからチャレンジされてくださいませ
SSDをノートパソコンに接続
新しいSSDをノートパソコンへ接続するためにはハードディスクケース等の製品が必要になります。
ちなみに私が今回使用したハードディスクケースは
参考価格:2,651円(2017.12.02現在)
です。
実はこのハードディスクケースはルーターに外付けHDDとして使用するつもりで購入した製品で、冷却用ファンのついた少しお高い製品になります。
SSDをノートパソコンに接続するだけなら、お求めやすい製品がありますので、お持ちでない方は持っていますと便利ですので、SSDへ換装のチャレンジされる方は、この機会に購入を検討されてみてはいかがでしょうか
HDD→SSDへデータのクローンコピー
現在のツールソフトは、上図の説明書のクローンソフトではありませんでしたが、『ツール』の中にクローンコピー用のプログラムソフトが置いてありました。
NECさんのハードディスクのデータは暗号化されているのでしょうか
以前、いろいろなフリーソフトでクローンコピーを試してみましたが、全て失敗に終わっていました。
今回、クローンコピーに使用しましたのは、Sandiskさんの製品を購入した方の特典としてクローンコピーソフトが無料で使用できるということで、実際に使ってみました。
そして、見事に現在のHDDの中身を丸ごと新しいSSDへクローンコピーすることができました
クローンコピーは数時間かかる場合がありますので、寝る前にスタートさせておきますと、朝起きたらできてた~みたいな感じですと楽です。
ACアダプタとバッテリーの取り外し
ACアダプタを外し、ノートパソコンの裏面にありますバッテリーを取り外して、外部からの電源を切断します。
HDD→SSDへ交換
HDDの裏側のネジを2箇所外します。
現在のHDDの確認
現在のHDDの取り外し
黒い布ようなヒモがありますので、左へスライドさせるように引っ張ります。
すると簡単に外れます。通信コネクタと電源コネクタが接続されているだけで、ネジ止めはありませんでした。
ここで問題が発生しました
なんと現在取り付けているHDDと準備したSSDの厚さが違いました
現在のHDDの厚さが9.5mmで、準備したSSDの厚さが7mmで2.5mmのずれがありました
そこで思い出しましたのが、以前SSDを購入した時にスペーサーのようなものがあったことを。
整理棚のパーツ置き場をゴソゴソ探していましたら、出てきました。
いや~捨てずに箱は持っておくものですね~。
万が一お持ちでない方は、Googleなど検索ブラウザで『SSD スペーサー』などで検索しますと出てきます。
例えば アイネックス SSD/HDD用スペーサー 7mm-9.5mm HSP-01
参考価格:323円(2017.12.02現在)
シールで取り付けしますとこうなりました。
SSDの取り付け
今度は右へスライドさせてしっかりと差し込みます。
スペーサーのおかげでピッタリ高さが合いました
カバーを取り付けてネジ2か所を締め付けます。
最後にバッテリーとACアダプタを取り付けて作業完了です
お疲れさまでした
HDD→SSDへ交換結果
起動時間がなんと爆速の25秒
HDD→SSDへ換装することで起動時間が
約2分10秒短縮
となりました
ベンチで確認しますとHDDの値が
そしてSSDへ交換後の値が
となりました。
公称値の半分しかスピードが出ていないのは
インターフェースがSATA2(3Gbit/秒)のためです。
しかし、起動時間や動作体感は飛躍的に向上しました。
OSのライセンスもなにもせずすんなり通っていました。
パソコンのパーツで一番遅くて足を引っ張るのはHDDですので、そこさえ高速のパーツに換装してしまえば、体感スピードはかなり上がり快適になります。
問題はまだまだSSD1TBなどの大容量は価格面で高価のため、お求めやすいとは言えません。
今でも自作パソコン参号機はSSD(OS用)+HDD(データ保存用)という組み合わせになっております。
個人的にパソコンパーツは2万円までとルールを決めておりまして、妥協できないパーツのみ、自分にご褒美的に選んで購入しております。
SSDへ換装する際は、XPですとBIOSが対応していないので、USBメモリでSSDのドライバを当てたりするケースもあります。
SSDへ換装をチャレンジされる方は、デメリットもきちんと調べて考慮してから、自己責任でチャレンジされてくださいませ
これからSSDの換装をされる方の参考に少しでもなれば幸いでございます
それでは快適なパソコンらいふをお送りくださいませ
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