梅雨時期になり、天気の悪い日が続く毎日ですが
皆さん、どうお過ごしですか?
私は夏に向けて色々計画を立てています。
今からワクワクです!^^
本日は
FXや、バイナリーをしていたら必ず出てくる
「窓開け」と「窓埋め」についての記事を書いていきたいと思います。
これらを踏まえて
相場における”窓”とは?
なぜ窓埋めトレードができるのか?
窓開けを狙ったエントリーをした方が良いのか?
1つずつ解説していきたいと思います。
まずはじめに、
この相場で使う”窓”って一体何なの?
ということです。
それは、
前のローソク足の終値と次のローソク足の始値に空間があることを指します。
そして「窓開け」というのは
隣り合うローソク足の間に、窓のようにぽっかりと穴が開くことを言います。
週末に要人発言や地政学的リスクが生じた場合に
大きく値が動き、週明けの値が金曜のクローズ値との間に
大きな空間があることです。
「窓埋め」というのは
その窓開けによって開いた窓が閉じることです。
では、なぜその「窓開け」ができるのか?
理由は、2つあります。
1、イスラム圏の為替取引
2、大口投資家による早朝取引
です。
1つ目の理由は
週末は欧米の取引所が閉まっているから
トレーダーも休みの場合が多いのですが、
中東やドバイなどのイスラム圏のバーレーン市場は
土日が稼働しているから週明けに起こりやすくなります。
世界全体の為替取引量で見ると、
EUR/USD、USD/JPY、GBP/USDが50%を占めていて、
イスラム圏の為替取引量は微々たるものです。
しかし、
土日に為替市場に影響を与える程の地政学的リスクが発生したり、
要人発言があった場合、
イスラム圏の投資会社に口座を持っている投資家は、
資金を動かすことができます。
その影響で、金曜日の市場が閉まる際の終値と
月曜日の市場が開いたとき際の始値に窓ができるのです。
2つ目の理由は
国内のFX会社は取引可能時間が月曜の朝7時開始がほとんどです。
しかし、海外のFX会社では朝の3時や5時から取引可能な会社もあります。
その、取引量が少ない時間に
大口の投資家が資金を投入すれば、
相場も動き、窓が開くのです。
「窓開け」の説明はひとまずここまでとします。
次に「窓埋め」の話に移りたいのですが、
ここで一つ疑問が出るかと思います。
窓開けで開いた窓は100%閉まるのか?
答えはNOです。
週明けに窓が開いたからといって、
100%窓が埋められるわけではありません。
週末の地政学リスクや要人発言で窓ができた場合、
相場をファンダメンタルズが支配し、
窓埋めテクニカルが無効になるからです。
ファンダメンタルズが相場を支配していると
一方向に動きやすくなるため、
窓開けした方向に動きやすくなります。
じゃあ窓開けを狙ったエントリーをした方が良いの?
と思うかもしれませんが、
確かに、エントリー方向と同じ方向で窓開けした場合は
大きな利益を得ることが出来ますが、
反対にエントリー方向とは逆方向で窓開けした場合は
大きな損失を被る事になります。
しかし、
トレーダーの中では
「埋めない窓は無い」という言葉が意識されており、
たとえ窓開けしたとしても
週明け直後に窓を埋める動きが見られる局面があったりもしますが、
先程も伝えた通り100%ではないのです。
なので、
窓開けした瞬間に窓埋めのみを狙ったエントリーをするのは
時期尚早で危険なエントリーと言えます。
なぜなら
・いつ窓を埋めるか分からない
・窓を埋めない可能性もある
こうした理由があるからです。
これは一口に「窓開け」と言っても
その開き具合に大きな差があり、
過去に大きく窓開けしたときは200pips以上という
開きが生じたこともあります。
そして、窓開けが生じる原因としては先程から話している通り、
要人発言や地政学的リスクが生じている場合が多い為、
市場参加者にとってリスクとなる要素が払拭されなければ
一方的に相場が動く可能性があります。
だからこそ
「窓が開いているから」といって
何の根拠もなくエントリーすることが危険なのです。
これは窓開けした時のエントリーに限った話ではありません。
「翌週へポジションを持ち越す」という場合も、
同じ様にリスクが生じる場合があります。
その為、安易にポジションを持ち越してしまうと
思わぬ損失を被る可能性に繋がりかねないのです。
長期的な保有を目的として
ポジションを持ち越す場合には問題ないかもしれませんが、
短期的な売買を繰り返して
利益を出すことを目的としているのであれば
それは問題です。
バイナリーではなく、FXの時なら
「損切り」という判断を選択することが出来る者であれば
損失範囲を限定することが出来るかもしれませんが、
多くの場合、
「窓埋めをする」という概念や
「損をしたくない」という欲望によって
損切りすることが出来ない場合が多いです。
これではもし逆方向へと窓開けして、一方的に相場が進んだ時に
対応することが出来なくなります。
つまり、
損失が拡大するだけであって
ロスカットをまねく原因になるということです。
これを見てくれているあなたが大きく成功したいのであれば
リスクを限定的に抑えることをいつも意識したトレードをして下さい。
これが出来なければ、
例え利益を積み重ねることが出来たとしても
一瞬でその利益を失ってしまいます。
今まで「窓開け」「窓埋め」を意識したことがなかった方は
これから週末のポジションや週明けのエントリーを気にしてみて下さい。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
暑い日が続きますので、皆さんも体調に気をつけてお過ごしくださいね!
中村 翔
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