なんて親父を茶化してみたものの、
俺の時は枕元に誰も居ないだろうなぁ。
元より娘には「見捨てろ」て何度も言ってあるし、俺みたいな親が面倒掛けるのは違うと思ってる。
でさ、
さっきさ、
通勤の地下鉄で「ひゅんひゅん」過ぎる暗い壁を眺めながら、思った思い出した。
たくさんの(嫌味な言い方ごめん)女の人が「大好き」「愛してる」「私のこと嫌いにならないでね」などなどなど言ってくれた。
一人残らず居なくなった。
一人残らず俺以外の誰かと幸せになった(んだろう)
いやその半分以上は俺の人格的人生観的落ち度なんだけど。
そういうことだよね。
こういうことなんだよ。
ある意味それは俺の価値でもあるな。
おめえ(ら)がきらいになってどおすんだよ?
痛いし治らないし対処のしようがないから「辞めた方がいいのかな」と考えたりする。
でも今じゃないな。
汗びっしょりで千本ダッシュをしながら思う。
「それでも働いてれば可能性はある」
「働くのを辞めたら可能性も止まる」
今更何の可能性なんだ?とも思うけど、ほんのわずかでも未来は明るい方がいいよね。
明るい未来を信じてるわけじゃないけどね。