稽古等日誌 -5ページ目

先月の終わり頃、自宅にあるノートパソコンで、いつものようにメールをチェックしていたところ、突然画面が真っ暗になり、その後電源が入らなくなってしまい、自分なりに対処しても事態は全く好転せず、電力の途絶えたパソコンはみるみる冷えていき、触るとまるで死体のような冷たさで、困った挙げ句にメーカーのサポートセンターに電話して相談すると、修理の必要があると言われ、後日修理に出しました。その数日後、工場から連絡があり、メイン基盤の破損が原因の故障で、そして大変申し上げにくいのですが、このパソコンは型の古い製品で、現在その基盤は生産してなく、そして在庫もありませんと告げられました。つまり修理不可能という事です。

そのパソコンは購入してから7年が経っていましたが、たかが7年前の製品なのに、部分の在庫すらない古いモノとして扱われるなんて、ひどいのではないか?そんな疑問を覚えました。しかしノートパソコンの寿命は5、6年らしいという話は知っていたのに、買い替えるのは面倒くさいと、ずっと使い続けてきて、さらに僕は面倒くささから、バックアップを取ってなかったので、修理できないという事は、保存したデータを全て失うという事になります。困るしとても残念です。けれどもその辺りは、自業自得でもあって、考えてみれば7年間、そのパソコンを本当にこき使いました。たまに誤動作を起こしていたのは、思わず漏れた悲鳴だったのでしょう。まるで突然死のような壊れ方でした。いまは工場から返品され、部屋の隅で段ボールにくるまれて、安らかに眠っています。7年間、ありがとうございました。

先日、知人の薦めで池袋にあるビックカメラアウトレット館に行き、新品で安いノートパソコンを購入しました。ウィンドウズはいままでビスタでしたが、これから8を使う事になります。まず混乱したのがスタート画面で、従来のデスクトップと、モダン画面の2つがあるようです。また従来のメールとは別に、モダン版メールというのも使え、アドレスも追加すれば複数使えるようです。また「ピープル」というアプリを使えば、メール、フェイスブック、ツイッターをまとめて管理でき、よりコミュニケーションを楽しめるそうです。

パソコンの機能やコミュニケーションのツールは、どんどん進化して豊富になっていると言えます。それは素晴らしい事かも知れませんが、豊かになるという事は、複雑になるという事でもあり、それは本当に良い事なのか?本当は何事も、シンプル・イズ・ベストなのではないか?そんな疑問もふと浮かびました。けれどもそれとは別に感じるのは、モダン画面のデザインが、スタイリッシュと言うのでしょうか?たしかにカッコいいという事です。しばらくホレボレ眺めてしまいました。そんなモダン画面をカッコよく使いこなしたい、いやいや、複雑で使いにくいし、こんなのカッコつけてるだけだ、そんな2つの思いに引き裂かれています。でもそれはともかくとして、これからは、きちんとバックアップを取ろうと思います。

「ちょぼくれ花咲男」稽古中

来月に出演する公演の稽古が始まりました。


文月堂『ちょぼくれ花咲男』
6月10日(水)~14日(日) 於:座・高円寺1


ときは江戸時代、両国橋の見世物小屋、吉原遊郭、お武家様の江戸屋敷などを舞台にした、にぎやかな時代劇です。
今回、初参加の劇団で、座・高円寺も初めての劇場なので、すこし緊張をおぼえますが、楽しんで芝居したいと思います。


こちらから、ご予約受け付けております。 → https://www.quartet-online.net/ticket/cyobokure?m=0aiihcf


以下、公演の詳細です。


文月堂 第12回公演
『ちょぼくれ花咲男』


作・演出 三谷智子


2015年6月10日(水)~14日(日)
座・高円寺1にて


【出演】
前田こうしん 山口雅義
中野英樹 荒川大三郎
日高啓介(FUKAIPRODUCE羽衣)
村田与志行(ボタタナエラー)
石塚義高(ドリームダン)
椎名茸ノ介 垣内健吾
岸野健太(てがみ座)
小玉雄大(スターダス・21)
ちゅうり(タテヨコ企画)


大森照子 四條久美子(ペテカン)
岩見美映 さかい蜜柑
栗林真弓(★☆北区AKT STAGE)
近藤なつみ 笠井幽夏子(俳優座)
日高ボブ美(ロ字ック) 平石愛
神馬ゆかり(文月堂)
三谷智子(文月堂)


【タイムテーブル】
6/10(水) 19:00
6/11(木) 14:00※ / 19:00
6/12(金) 19:00
6/13(土) 14:00 ※/ 19:00
6/14(日) 14:00

開場は開演の30分前、受付開始及び当日券の販売は開演の45分前
※の回は、劇場託児サービス有。


【料金】(日時指定・全席指定)
前売・当日 3500円

●U-18割 2500円
18歳以下で事前予約頂いたお客様。劇団予約のみ。要身分証提示。


【会場】
座・高円寺1
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-1-2
TEL:03-3223-7500

JR高円寺駅 北口徒歩5分
*土日・祝日の中央線快速は高円寺駅に停車しませんので、ご注意下さい。



文月堂
http://fumitsukido11.wix.com/fumitsukidou

春疾風

最近俳句をよく読んでいます。きっかけは木曜7時のテレビ番組、『プレバト!!』の俳句コーナーをたまたま見て、何だか興味を引かれた事でして、僕もテレビにすぐ影響される、通俗的な人間と言えます。川柳は余り好きではないのですが、なぜか俳句には引かれました。またある本に「俳句は簡潔な認識と季節感の宝庫」と書いてましたので、読んで損は無いはずです。ただ『プレバト!!』では、おそらく俳句にキャッチーさを持たすべく、花鳥風月に詠嘆したり、人生や人間関係を前向きに解釈したりする傾向を感じますが、俳句には他にもそれ以外の、ネガティブな句、不健康な句、無責任でいい加減な句など、様々な句があるようです。最近僕が読んで印象に残ったものを、いくつか紹介させていただきます。


季語 春月(しゅんげつ)
春月の病めるが如く黄なるかな       松本たかし


季語 三色菫(さんしきすみれ)
三色菫黄ばかりが咲き憔悴(しょうすい)す 福永 耕二


季語 雀の巣
巣づくりに倦みし雀か羽づくろふ      石塚 友二


季語 遠蛙(とおかわず)…遠く聞こえるカエルの合唱
遠蛙愁ひはやがてあきらめに        林   翔


季語 春光(しゅんこう)…春の輝かしい陽光
若からぬ歩に春光の銀座憂(う)し     村上 光子


以上、ネガティブで素敵な句でした。他には、


季語 花衣(はなごろも)…花見のために美しく着飾った婦人の衣服
花衣ぬぐやまつはる紐(ひも)いろいろ   杉田 久女


この句の意味をちゃんと把握出来てませんが、何だかエッチなので引かれました。


季語 土筆(つくし)
煮るすべを知らぬ土筆をまた貰う      黒坂紫陽子


近所付き合いの難しさを詠んだのでしょうか。


季語 春疾風(はるはやて)…春の天気変化(高気圧と低気圧の入れ替わり)で起こる突風
春疾風洗いし甲斐なし舞う衣        村田与志行


ドサクサにまぎれ、僕が考えた句を載せました。先日吹いた強風で、ベランダに干した洗濯物が、舞いながら落ちてよごれました。


季語 春眠し
よむ頁皆黄になって春眠し        長谷川かな女


たしかに暖かい春の日は、倦怠感に襲われて、眠くなりがちです。
次の句で終わりにします。読んだなかで一番気に入ったものです。


季語 春の宵
無為といふこと千金や春の宵        富安 風生


何にもせずにぼんやり過ごす、そんな春の日を過ごしたくなります。