なげけとて ”ふなき” はものを思わする・・・
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終わりに・・・

前回の記事より 長い間空いてしまいました。

私がブログを書いているのを知っている人はほとんどいないので

前回で終わりにしようかと思いましたが・・・

アクセスをしてくださる人がいることに気が付きました。

アメーバさんの回し者かもしれないとは思いつつ・・・

自分の中で見つけたメッセージを綴ります。



今年 ファン復活してから45年間ほどの空白を埋めるべく 東京 大阪

神戸 名古屋いろんなところで舞台やコンサートを拝見してきました。


過去の雑誌や書籍で舟木さんが掲載されているもの 

ご本人が執筆されたもの

レコード CD DVD テレビでのコメント 舞台でのシリアスなもの 

コミカルなもの

コンサートで 昭和の名曲たち というジャンルで唄われる

自分以外の歌。


ああ ホントにめまぐるしく一年が過ぎてゆきました。

それにバースデイディナーショウも・・・


私はデビューされてから高々5.6年ほどしか見つめていなかったので

本当に何も知らずに (テレビも無かったのですから)


寒い時期を10年以上も過ごしてきたこと・・・

30周年で再浮上し自分の生い立ちをカミングアウトしたこと・・・

テレビのインタビューで赤裸々に語られること・・・
すべてが衝撃でした。


だから空白の45年間を早く知りたいと思い大車輪で追っかけ始めたのです。


私が感じる上田成幸さんは本当に聡明な方で

10年以上に亘る雌伏の時に 今後の舟木一夫の舵取りをどうやって

いくべきか・・・

ファンにはどんな舟木一夫が求められているか・・・

今までの体験から今後をちゃんと見据えていらしゃったんだ

と思いました。

そして30周年過ぎからの舟木ワールド・・・

黒柳徹子さんがご自分の番組の中で 本当にハンサムになられて と

何度もハンサムという言葉を使ってらっしゃいました。


復活後の映像を拝見すると声も姿もまるで別人のような

唄うことが楽しくて仕方がないような力強い舟木さんがそこにいます。

60歳の赤い詰襟コンサートの時も これが舟木一夫です と

漲る男の色気に圧倒されそうな歌声でした。


そして現在の舞台などを拝見していますと

舟木組の大親分のような感じがする舟木さんですが

本当に気持ちが細やかで人に気を遣い過ぎて疲れてしまうという性格は

昔から変わっていないような気がします。



”自分は神輿で 担ぎ上げてくれる人がいて 舟木一夫でいられる・・・”


と仰っていますが それは 舟木一夫を離れることにも

言えることであって自分ひとりの都合で

上田成幸に戻ることはできないのだな~と・・・


先日テレビ番組で

”昨年の秋ぐらいから本当に歌を楽しんで歌えるようになった”

と発言されていましたが

ご本人が楽しく唄っていらっしゃるのなら拝見する者にとっても

この上なく嬉しいことです。


私は 硬さと瑞々しさいっぱいの青い果実のような声と 

すごく繊細で真面目で努力家・・・・・

そんな印象だったデビュー当時が忘れられませんが

40代~50代の男盛りの舟木さんにもリアルタイムで

出会いたかったかなと・・・



1999年の自著 ”風来坊”に書かれているエンディングから・・・


・・・不幸にも『風来坊』舟木一夫のスタートを目撃したあなたには

何としても そいつのゴールインを見届けてほしい。

どこからともなく、さまよい来た、落ち着かない、気まぐれな奴 が

どんな形でテープを切るのか。

お願いだから一緒に旅をして見届けてほしい。

だって、オレ”一人旅”なんて淋しくって、やだよ。・・・・・




ご心配なく。

取り敢えず26日の新橋演舞場で・・・

来年は2月の大阪新歌舞伎座で・・・




短い間でしたが読んでくださって有り難うございました。










想い・・・


8823beingさんより



サングラス Gパン たばこを燻らしながら・・・・と

色々なことに挑んでみたけれど 彼のファンである女性たちには

舟木一夫は 爽やかな清潔感とナイーブでまじめな好青年である

という確固たるイメージが存在した。

それゆえイメージ以外の 舟木一夫 は受け入れられなかった。

(それは70歳になろうとしている現在にもあるが・・・) 

ましてや 学園ソング 青春ソングが下火になり グループサウンズや

フォークソングなどが台頭してきた頃には ファン自身 結婚や子育てに

忙しくコンサートや観劇に出かける時間やお金の余裕がなくなった。

そして彼は10年~15年の間 表舞台から消えることになった。 


深く静かに潜行している間 本当に色々な辛苦があったと思うけど

収穫もあった。

自分で詩を作り メロディーを作り WHITEという3枚のレコードに

なった。


「 私は 作曲家の船村 徹氏が言われたように 彼の高音部分が

大好きで 詞 メロディー 声 が一体となった若かりし頃の

彼の唄には誰も及ばない と思っている 」・・・が


今 WHITEに収められている歌を聴いているとその時の彼の心の

葛藤がメロディーとなり この声もまたこの時を唄うのには

ぴったりだな と思う。


人は声はもちろん心も変化するもの 今の彼がどのような気持ちで

舞台に立っているのかは知る由もないが

舟木一夫 を演じ続ける 上田成幸 という一人の男の人に

万感の思いで心からのお礼と拍手を送りたい。

















必要なもの 不必要なもの


kazuyan_679_sさんより


舟木さんのエッセイ集より・・・


歌い手にとって、必要なものは三つ。

一つは独自の色、二つ目が聴衆、三つ目が落ち葉や花も恋しい

気持ち。

落ち葉を見ていると、温かい泣きたいような感情がこみあげる。

花を眺めると美しいと思うと同時に、いつかは散ってしまうはかなさを

感じる。


そんな感受性は失いたくない。


逆に不必要なもの。

一つ目が上手な歌、二つ目が疑う心、三つ目が傷や痛みを忘れる薬。

もう一つ加えるとしたら、利子で食えるほどの貯金。


・・・・・引用はここまで。



誰が書かれたものかは覚えていないけど ノートに控えてあった言葉。


『 花はただ花にござります。

人に見られて美しいと思われるために咲いているのではござりませぬ。

ただ咲く。

人に見られずとも 愛でられることなく

枯れて朽ちようとも 咲く

それが花の自然(じねん)にござりましょう。』


その野の花を見て いとおしい・・・と泣きたいような感情がこみ上げる

そんな魂をいただいたことに 有り難いな~~~と。




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