5年ぐらい前かな、

知人の紹介で

動物保護管理センターの

ボランティア活動に参加した。

 

 

 

センターの役目や役割、

どんな子たちが

どうやってやってくるのか

連れてこられた身勝手な理由、

 

そして

その先どうなるのか…。

 

 

たくさんの

知らなかった現実を聞いて、

愕然とした。

 

 

 

 

少しでもこの子たちの

役に立ちたいって参加した。

 

参加といっても

センターに収容された子たちの

散歩だけやったけどね。

 

 

私には

収容されてる子たちを

引き取って飼えるお金もなかったし

人脈もなかった。

 

ただただ無力感を

味わっただけ。

 

 

 

 

やからこそ、

「愛猫のボタンだけは

何があっても

最後までしっかり育てる!」

って決めた。

 

 

これが

センターに行って得た

答えやった。

 

やのに私は

どんどんズレていった。

 

 

 

 

 

散歩しかやってない事を

申し訳なくなってきたん。

 

 

他のボランティアさんは

譲渡できるように

センターから動物を引き出したり、

 

いろんなイベントにいって

告知活動をしたりしてた。

 

そんな姿を見て

「私は何もやっていない」って

思いだしたん。

 

 

 

 

そこから

ボランティア活動の意味が

「動物の役に立つ」じゃなくて

「ボランティアさんの役に立つ」に

入れ替わったん。

 

もう、ここからは

ヘドロみたいな

疫病神になっていった。

 

 

 

 

告知のイベントには

毎回参加して、

自作した編み物や

レジンのアクセサリー、

似顔絵を販売して

売り上げを寄付。

 

私には

こんな事しか出来んから、

 

少しでも

お役に立たないと、

 

私だって

何かお役に立ちたい!

 

 

そうやないと

ここにいれない!!

 

 

 

結局、ここなんよな。

 

自分の居場所を

無理くり作っただけ。

 

認めてほしかっただけ。

 

 

 

 

 

気持ち悪い。

 

だたの汚物。

 

疫病神。

 

こんな不純物が

混ざってるほうが

他のボランティアさんの

迷惑やのに…。

 

 

 

 

同じ時期に

マンガの連載企画を出してた

雑誌が休刊し、

自分の夢までもが

目の前でなくなったん。

 

もう

あるもの全てに

すがってた時期やった。

 

 

 

 

 

そんな承認欲求から

化け物化してた私を

成敗してくれたのは

ボランティアさんやった。

 

 

 

「まずはあなたが幸せになりなさい」

 

 

 

 

スパっと

一刀両断してもらったおかげで

目的をすり替え

承認欲求のはけ口になってた

ボランティア活動から

身を引いた。

 

 

 

 

 

ボランティア活動に参加して

学んだことも多かった。

 

 

けど、それ以前に

「愛猫のボタンだけは

何があっても

最後までしっかり育てる!」

って答えを得た時点で

センターに行った理由は

終わってたんや。

 

 

 

それなのに

いつまでもズルズルと

長居したのは

周りの目を気にしたから。

 

 

軸がズレるとこうなる。

 

誰も幸せにならない。

 

やから

自分軸を貫く。

 

 

 

 

あの時

得た答えも

しっかり遂行してるで!