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ボストンは2年ぶりの大雪とのこと。
娘の学校も2日間休校となりました。
家の周りに一晩のうちに50センチくらいは積もったでしょうか。
家の周りの雪かきをしました。
実は生まれて初めての雪かきです。
腰が痛くなりました。
大雪の写真をまたアップします。
新年一発目の実験を仕込もうと思ったら、ストックしていた原料の2割程度(100mgくらい)が壊れておりました。ベンゼン中で凍らせていたのですが、それでも壊れていました。
非常に貴重な原料だったので、K先生に報告すると、
「新年から縁起が悪いねー。 くっくっく」とおっしゃってました。
その後、僕のところへ来られるたびに、
「新年からそんな調子じゃ先が思いやられるな」
「縁起の悪いのはふっとばせたか」
などとおっしゃられています・・・。
とにかくやるしかないですね。3月までにプロジェクトにけりがつくと良いのですが。
寒いです。寒すぎます。すでにスポーツタイツをズボン下にはいています。これでも今年は例年よりはかなりあったかいほうらしいです。雪はまだ降っていません。寒さの質が日本とは違います。芯から冷える寒さというのでしょうか。おそらく湿度が低いのと、風が強いのが理由だと思います。
そして乾燥します。触るものの多くで静電気が走ります。ドラフトのサッシ、NMRを測定に行くとちゅうの階段のとびら、トイレのノブ、エバポレーターの水バス。そのうち、溶媒に着火しないか心配です。
Thanksgivingはあらゆるアメリカ人が休暇を取ります。レストラン、バー、デパート、そしてあのダンキンドーナツまで、あらゆるお店が休みです。公共交通機関、緊急医療機関、リゾート観光地以外の人が働いていると、Crazyと思われるみたいです。でもK研究室は出勤日でした。普段、K研究室と同様にhardworkな隣のR研究室にはもちろん誰も来ていませんでした。
ただ、さすがにK先生は今日は早くご帰宅されました。私も今日は早く上がり、中国人の友人に誘われていたパーティに家族で参加しました。他にも子供を合わせて15人ほど来ていました。料理は七面鳥と中華料理でした。七面鳥のやわらかいこと。どうやら、七面鳥は、満腹中枢が発達しておらず、餌をやればやるだけ食べるそうです。それがこんなにおいしい七面鳥を作り出しているのでしょうか。奥さんが作っていったおこわとスナックディップは売れ行きがあまり良くなさそうでした。私はとてもおいしいと思うのですが、中国人はやはり中華料理が好きなのでしょう。
明日はBlack Fridayと呼ばれ、全米各地であらゆるものが大安売りする日だそうです。BestBuy(日本で言うヤマダ電機)には開店前にお客さんの行列ができているとのこと。Black Fridayも普通のサラリーマンは休みで、通常、木曜日にあるThanksgivingと合わせて4連休になるそうです。そんなアメリカの一大イベントを横目に見ながら、明日もしっかりと反応を仕込み、work upsそしてカラム 精製です。
お昼過ぎに、娘のお友達のうちでハロウィーンパーティに参加、その後暗くなってからご近所さんを廻りました。
「trick or treat」と言いながら、10数件廻ったでしょうか。
ただでくれるお菓子に子供たちは大喜びでした。
うちにも10家族程度の子供たちが廻ってきてくれました。
ハロウィンパーティで出された、脳をかたどったすいか。
家の前も少し飾り付けました。この飾りを見て、子供たちがうちに訪ねてきます。
子供たちがもらったたくさんのお菓子。
黄色いカボチャのbagにお菓子を入れて家々を廻りました。
数日後、Targetに行くとハロウィンの衣装が90%Off!
大量消費社会のアメリカを垣間見ました。
今日は天気も良く、とても暖かい日でした。下着とセーターの2枚を着て、ハーバードスクエアにある行きつけの中華レストラン(yengching)に、お昼ごはんを買いに行きましたが、その行き帰りで少し汗ばむほどでした。
最近家の周り、学校の周りの木々が色づいてきました。
家の近くの湖沿いの道。
真ん中のちびは私の息子。
私の家は真ん中の緑の木の後ろに隠れております。
今日は同僚中国人(Xiang)の結婚式で、中国人ポスドクはみんな出払っており、研究室にはアメリカ人、インド人、日本人(私)とK先生の4人しかいませんでした。
にもかかわらず(だからなのか?)、K先生はとてもご機嫌上々でした。2ヶ月くらい前、やはり中国人ポスドクYuの結婚式があった時もインド人、アメリカ人、フランス人と日本人だけという似たような状況でしたが、とてもご機嫌で、お昼ごはん時にセミナー室に来られて「日本は祝日が多すぎる」「昔アメリカのFBAが研究室にやってきたことがある」「クリントンのスピーチは上手だ」など、我々に1時間以上話し込むという上機嫌ぶりを発揮されておりました。
今日はそれほどの話し込みはありませんでしたが、
ラボに来る時は常に笑顔でした。
「今日と明日、レガッタの国際大会がチャールズリバーであるよ」
と教えてくれましたし、また、実験がうまくいかなかったのですが、何言われるかなと思いましたが、
「スケールあげるのが良いね。ふっふっふ」
だけでした。
本日K先生は18時半にご帰宅でした。その時にはすでにアメリカ人とインド人は帰宅しており、私一人が研究室で実験している状況でした。ご帰宅前にラボを覗きに来て、
「日本男児は良く頑張るね」
「早く家に帰ったほうがいいんじゃないか?奥さんに忘れられるよ ふっふっふ」
おそらく、これまででもっともご機嫌の良い日だったのではないかと思います。
最近頭に浮かんだアイデア(大したアイデアではないのですが、研究者として気になるくらい)があったので実行しようかと考えていたのですが、K研究室の決まりとして、「研究内容と関係ない実験をすることはルールを破ることである」というのがあります。
研究室全体のテーマに関係ないことはないのですが、今私が与えられている研究内容とはやや離れています。もしうまくいったとしても、先生が論文を書く気にならないと意味がありません。研究実行の許可を得るために先生にどのようにそのアイデアの妥当性を説明しようかと考えを巡らしましたが、アイデアがアイデアだけになかなか説得力のある説明が思いつきません。
そうこうしている間に、他の仕事も入って来ました。
もう少しこのアイデアを寝かして、温めておいたほうがよさそうです。