♬ 醍醐味 ♬

秋到来

10月から新しい生徒さんご入会です

朝晩グッと冷え込む日があります

皆さまお身体どうぞご自愛ください

今週レッスン

嬉しいコト多発

なかでも

Hちゃん（小5）気づき

５月入会ステップや発表会終了後から

「脱力」重視レッスン

定番『ハノン』の中でもスケールを課題に

（最近スケールを制することがピアノ上達の近道の痛感）

C dur（ハ長調）

スケール・カデンツ共に弾けるけど

Hちゃんは弾いてて苦しそう

私も見聞きしながら苦しい

ソコで様々な方向からのアプローチ開始

Hちゃんの優位性に基づいてアレコレ熟慮

譜読みはa mollF durd mollB dur順調

レッスンの度に関節、腕、呼吸などなど

手を替え 品を替え 言葉を替え

素直で明朗快活、文武両道のHちゃんは

毎回ちゃんと提案（指導）に取組んでくれる

そして今週とうとう

「あれ⁈また背伸びたの？」

何気ない私の一言が導いた

「じゃあ、こうして弾くと楽(ラク)じゃない？」

私自身、本当に何気な〜く伝えた二言めを

Hちゃんが実行した瞬間

コレだ

指、手、腕、上半身et ceteraなにより音

私が「変わったーーソレなの」

との発狂と同時にHちゃんを見ると

嬉しくてたまらない様子で自分へ拍手

すぐに他の調を弾いて  またまた拍手

コレだを体感できた喜びは

楽譜も開けず  モーツァルト「ソナタ」へ

もちろん私も「変わったーー」連呼

慌てて楽譜を開けて「そのまま弾いて」

バッハ「インヴェンション」まで

膨らみのある立体的な音へと変化

コツをつかんだら弾きたくなるのは

ピアノ弾きあるある

茂木先生の『アハ』体験と類似

この瞬間こそピアノの醍醐味

自転車に乗れた瞬間

二重飛びができた瞬間

数式が解けた瞬間  等々

何度も何度もあがいた末突如訪れるコツ

「コレだ」を掴んだ瞬間の至極の悦び

出来なかったことが突如ラクにできる

今回は指導者としてピアノの

「コレだ」を伝えることができた喜び

が新たに醍醐味に加わった瞬間でした

またレッスンを見られていたHちゃんお母様の

「この４年間で１番嬉しそう」

の一言

お引越し前につかれていた先生からは

５指を１本１本上げる

姿勢を正し体幹を鍛える

と主に指導されていたと伝え聞いていました

ならば

私のアプローチは別の角度から

Hちゃんはじめ生徒さんたち皆

優位性、個性、身体、感性ちがいますが

一人一人に合わせながら引き上げれる様

１レッスンでも早く気づきお伝えできる様

指導者として今後も成長していきたいと

改めて強く思いました

11月【バッハコンクール】予選を前に

今回の成果には心から安堵しました

長文を最後までお読みくださりありがとうございます

典fumiピアノ教室

andante@mbr.nifty.com

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