通勤のルートを替えて一年以上だ経つ
コミュニティーバスを利用する事で 料金も安く 歩く距離も若干減った
ただ バスの本数が少ないから 決めた時刻には必ず遅れないようにする
一時間に1本程度で 多くても２本で来ない時間帯もある
それでも路線バスと違い 土曜日曜でも同じ時間に走っているから とても便利に使っている
ただ少々申し訳なく思っているのが バスは隣町の西東京市のコミュニティバスで
私は武蔵野の住人で 武蔵野市内から武蔵野市内に通っている事
何だか気が引けるので バスを降りる時「ありがとうございます」と言って降りている
今の仕事場に通うようになって バス停から仕事場までの道を 勝手に「さすらい通り」と名付けて
このルートを使っている頃は この通りの事をブログで良く書いていた
今でも書庫「さすらい通り」を読んで貰えば その当時の事が判る
毎日出会う女の子の事 八百屋のおばちゃんの事 今川焼き屋のおばちゃんの事
ツバメの巣作りや巣立ちは毎年の楽しみでもあった
そしてここ数日 病院へ行く関係などから 再びさすらい通りを通るようになった
ただそこはもう 以前のさすらい通りとは違っている
武蔵野中央公園は 工事中で殆ど入る事が出来ない
向かい側の都営住宅は 低層の古い建物は 全ての住人が建物を出てしまい立ち入り禁止区域に
かどの今川焼屋のおばちゃんは廃業してしまい お店は無い
朝出会っていた女の子は もう高校を卒業してしまったのか 気だるそうに歩く姿も無い
それでも八百屋のおばちゃんと出会うと
「旦那さん お久しぶりですね」とか 「だいぶ暖かくなりましたね」とか 私を見かけると声を掛けてくれる
連休中の5月1日も お店は営業していないのに 縁台を外に出して
ご近所のお年寄りと世間話に花を咲かせている
それでも私を見つけると 話を中断して「今日はお早いですね」などと声を掛ける
私としては 話を中断させるのは申し訳ないので コソッ！と通り過ぎようとするのだが
大きな身体の私 姿が見えなくても 風の動きで判ってしまうらしい(笑)
もうすぐ
ツバメが飛来してきて巣作りが始まるだろう
いつもの工務店さんの前では ご主人が作られているサツキの展示が始まるだろう
歩きながら 小さな春の花たちの写真を撮りながら歩いた
やはり「さすらい通り」には 愛着を感じる