オードリー 栗部金太郎 | 逢えるじゃないか また明日 PartⅡ

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NHK連続テレビ小説「オードリー」
オードリーのダイジェスト版、それも栗部金四郎ダイジェスト版を見た。
大京映画の看板スター、東の御大と呼ばれた「クリキン」の栄光の時代から、鍋から直接ラーメンをすすったりゴミ出しをして生活する、70歳の栗部金太郎まで、舟木さんが見事に演じている。
北の御大と呼ばれる「モモケン」こと桃山剣之助を演じるのが、林与一さん。
この設定は、東映の片岡千恵蔵、市川歌右衛門二人をモチーフにしたのだろう。そのことが判るだけに見ていて面白い。ただ少し違うのは、「クリキン」と「モモケン」は仲の良いことだ。
京都の映画撮影所が舞台となるこの番組。今回見たのは短いダイジェスト版だが、撮影所の雰囲気がリアルな中に、ひょうきんに描かれているのがとても良い。
リアリティーのある映画が求められるようになる前の時代、いわゆるチャンバラ映画の時代だから、懐かしさも込み上げてくる。
「しゃらばじゃ!」と去ってゆく栗部金四郎に涙が出た。
なぜこんな短いダイジェスト版を見て涙が滲むんだろう。映画が全盛の時代、47歳の栗部金四郎は、時代の流れの中で映画界を去ることになる。フィルム映画にこだわる栄光の大スターは、映画の終幕と共に映画界を去るが、プライドだけは忘れず、名前を隠してひっそりと生活している。そして隠し子との再会、そして別れ。
今更ながら舟木さんの演技は本物だと思ったし、殺陣の上手さも本物だ。こんな楽しいドラマを、リアルタイムに全編見られなかったのが、悔しく思ったりする。
そして今、「愛しすぎなくて良かった」のダイジェスト版を見ている。これはまた次の時に書く事にしよう。