朝起きるっていうこと | Hi-ya!

朝起きるっていうこと



妊娠出産を機に、幼稚園始まるまで、

お昼前まで当たり前のように寝ていました。


こんにちは。

bosskiyoです。


今じゃ幼稚園さまさまであります。

規則正しい生活ってすてき。


ああ、私そういえば昔はちゃんと起きて

5時や6時から出かけてたなあなんて

未だに懐かしく思ったりします。


そうは言っても、未だにやりにくいことがあります。

それは「必要ないのに起き出すこと」。


目は覚めてるけど、たとえば幼稚園のある日なら

7時より前に起き出すということはしません。


早く起きれば洗濯でもなんでもできるの知ってるんだけど、

そんで、そうしなきゃいけない理由や時間の都合があれば

私ももちろん実行はできるのですが、そうでなければできない。


やればできるけど、どうしても怖い。

やればできるけど、すげー勇気がいる。


もう環境は変わったのになあ・・・

とお布団の中で思うのです。






そのかつての環境というのは、

高校までの私の家族との生活。


友人達に、bosskiyoの家は厳しいと

よく知られていました。


朝の挨拶は「おはようございます」だし、

なるべる両親には敬語で話さなきゃいけないし、


高校生でも門限は6時だったし、

とにかく親が私のルールの全てでした。


その中に実は、特に休日の朝は、両親が起きて

活動するまで、または出かけてしまうまで、


私と弟は部屋から出てはいけない、

というものがあったのです。


おお・・・

今書いてもまことに珍妙限りなし。


もちろんトイレは部屋の外にあるため、

用を足すときの私と弟のすばやさ、


そしてその忍びっぷりと言ったら、いま思い返せば

滑稽で滑稽で、そして客観的にvery不憫です。


母がそう設定したのは、父を怒らせないため、

というところにあったのですが、それにしたってねえ・・・。


私と弟は、結局両親の様子を、家の中の物音で推測し、

学校などに行く準備を速やかに進め、隙を見て出かける・・・。




ひゃあーー!!

我ながらなにそれ(T▽T)あははははは!!!




休日なら休日で、両親が家にいるならば、私たちも

なるべく部屋の外には出ないように、また


あまり物音を立てないように過ごすべし、

というのが我が家の暗黙のルールでした。


これが運悪く、父の逆鱗に触れ(ていたかは実際謎だけど)てしまうと、

母にすっげー怒られるの。居候なのになんという失態かとなじられるの。


実際私と弟は、それはきっと母自身の精神的な都合であり、

多分に父の意思とは違うものであるということを知っていましたが、


そんな事を言ってしまえば、母の立場がなくなってしまう(と母は間違いなく思う)

のも知っていましたし、あえて従っていたのであります。


朝に限らず、足音や物音はもちろんご法度だったため

気付かない内にそれが身体に染み付いているのが分かりました。





でもさ、お友達のおうち行くと、ちがうじゃん。

みんな家の中なのにすごく自由じゃん。


テレビドラマの家族だって、そんなじゃないじゃん。

家族同士タメ口だったりして超フランクじゃん。


変えるなら早いうちがいい。


とドラマの中の女子高生をちょっぴり真似したり、

お父さんに馴れ馴れしい口を利いてみたりするの。


ことごとく失敗でした。

私のせいで余計縛りがきつくなった笑。





そんなこんなで、私は朝、家族の様子を

そっと布団の中から伺ってしまうクセがあります。


夫の実家にいると特に。

今起きて出て行っていいのかわかんないの。


ましてや夫一族は朝から怒鳴りあってるほどの声で

ぎゃんぎゃん話しているので、どうしてもどうしても


過去の「両親がケンカしている」状態とリンクして

余計出て行けなくなっちゃうっていう・・・。


どきどきどきどきして、すんごいストレス。

自分自身のせいで、すごい恐怖。


ただ、みんな自分の好きにしているだけなのにね。

私の憧れてやまなかった環境なのにね。





夫と暮らしていると、いかに自分が不思議なルールの中で

暮らしていたかを、小さなストレスとともに気付かされます。


足音や物音自体を、もう私の身体自体が

NGを勝手に出してしまっているのです。


これって結構つらくてさー。

分かる分だけ非常につらい。


もう30も過ぎたっつーのに、いい加減にしろよ・・・

って毎朝自分に思うのでありました。





あの~・・・またオチがなくてごめんね笑。





おわり。