音楽をスピーカーでいい音で再生しようとする場合、音質に関して次のような問題点が考えられます。
1.機器、特にアンプとスピーカーの性能と相性(音の性格やダンピングファクター)
2.スピーカーの設置状況(床置きやインシュレーター)
3.スピーカーの設置位置と視聴位置
4.前記と部屋の形状や仕上材(反射吸音の状況)
5.再生するときの音量(理想は80dB)
オーディオが趣味の部族にとって、「いい音」とは「原音再生」を意味します。いやこれは多分、いつかどこかのメーカーがPRの際にアピールしたもので、録音される前の楽器の生音や歌声の生音声をいかに忠実に再生できる私が聴く音楽のジャンルのひとつであるロックなどではギターの音はエフェクターでさんざん加工されてますし、打ち込み系の場合はそもそも生音が存在しない!?。
クラシックをホールで聴いたときの音とか、JAZZをクラブで聴いた音なら生音がわかるはず・・・。いやいやホールの良し悪しとか席によって音はずいぶん違ってきますよね。
なので最近界隈では「原音再生」と言わずに「忠実再生」つまり録音された状態を忠実に再現できるシステムと環境を目指すようになりました。

昔から思っていたことですが、いい音(忠実再生の意味)のネックになるのはやはりレコードやCDのプレーヤー、とくに物理溝を電気信号に変えるレコードプレーヤーとカートリッジ、そして増幅された電気信号が空気振動の音に変わるスピーカーの影響が最も大きいと思うのです。かつてプアなアンプ&スピーカーでもカートリッジを変えるとずいぶん音が変わった経験があるし、CDになったときにプチプチ音のないあの静寂さには驚愕と胸をなでおろす安心感を感じたものでした。カセットもドルビーかけてもテープヒスは消えないし・・・。今でもたまに知人宅でレコード再生を聞くと、いい音の前にあのスクラッチノイズに滅入ってしまいます。はい私はCD及びデータ配信信者です。

システムを如何に忠実再生できる(と巷で評判の高額な)システムをそろえたところで、問題になるのはやはり出口のスピーカーの素養であり視聴室の音響環境になってきます。で、この「スピーカー」を「ヘッドフォン」に置き換えると、前記の1から5の問題のうち、なんと1と5だけになる。しかも1は正直ほとんど問題にならないと思われ、結果鼓膜が壊れない程度の音量で聴けば、そこそこのシステムで「忠実再生」が可能になるのではないかというのが私の持論「ヘッドフォン最強説」なのです。
to be continued








