ボストンに行ってから、日本に興味のある外国人に
何度か聞かれたのが 「歌舞伎、見たことある?」 でした。
それだけでなく 歌舞伎について質問されたこともあります。
しかし私、歌舞伎は今まで見たことがなく
歌舞伎に関する知識も薄いので、いきなり質問されても
説明する事はできません。
なので、質問に即答する事はできなくとも せめて一度は観ておきたいわぁ
と思っていたので、母と一緒に行ってきました。
銀座にある この歌舞伎座↑は、文化庁の登録有形文化財に
なっているそうですが、建物の老朽化も進んだことから
平成22年4月の公演を最後に建て替えられるのだそう。
その為、現在 歌舞伎座では 「さよなら公演」と銘打って
毎月違った演目を興行しています。(H21.1月~H22.4月まで)
3月の演目は 「元禄忠臣蔵」でした。
忠臣蔵といえば 毎年12月になるとTVドラマで放映されるほど
根強い人気を保つ、有名な江戸時代の実話。
知っている内容だけに、セリフの意味が分からない部分があっても
話はわかるので 初の歌舞伎観賞としては良かったかも。
ただ、歌舞伎の定番イメージだった 白いフッサフサ髪の獅子毛や
隈取メイクは 登場しないので、それが見られなかったのは
ちょっと残念だったわぁ。
元禄忠臣蔵は 昼の部、夜の部とあり
昼は 江戸城松の廊下で起きた吉良刃傷事件~赤穂浪士が仇討を決意するまで。
夜は 大石内蔵助達が仇討の為に江戸へ出てくるところ~討ち入り後の切腹まで。
私達は 夜の部を観ましたが 最後は涙を誘う場面がありジーンときました。
しかし1幕、1幕が長くて、途中淡々としたシーンでは眠くなってしまい
ウトウトと… さらに見せ場の長セリフでも、眠気が…(おいっ)
初の歌舞伎、途中眠気におそわれたけれど、なかなか興味深かったので
また機会があれば違う演目を観に行ってみたいと思います。
あ、次に歌舞伎を観に行く時は 前日に睡眠をよ~くとってから行こう(笑)