予定していた事がなくなったので映画を見たくなり、以前録画していた「危険なメソッド」という映画を見ました。(内容は知らずに)
高名な心理学者ユングとその患者であった女性との関係を描いた作品ですが、観終わった後何とも言えない嫌な感じが残ったのでそれに関して書いて行こうと思います。
嫌な感情が残った原因の一つは、精神科医・心理学者として尊敬していたユングがよりによって自分の患者と性的関係を持つという、治療者としてはあってはならない事が描かれていたことにショックを受けたからです。
しかし良く考えてみれば、心理療法の大元締めといえるユングですらタブーを犯してしまったということは人間的と言えばこれほど人間的なことはないのかもしれません。
その後の二人の人生に与えた影響のことを考えれば必然であったのかもしれない。少なくとも二人は自らの情動に正直に行動したのであろう。
どうやら私の感じた嫌悪感というものは、超理性的だと思われたユングが情動に身をまかせて行動してしまったということであると思われます。
浮気は良くない、自分の患者と関係を持つのは良くないと頭ではわかっていながら誘惑に負けてしまった、というところに無意識の恐ろしさをユング大先生は身を持って示してくれた、いうところが結論でしょうか!?
それにしても、このブログを開設した理由の一つにユングの唱える「個性化」というものを追究して行けたらと考えていたので、開設二日目にしてユングを主人公にした映画に出会えるということはシンクロニシティ(共時性)であり、単なる偶然ではないのかもしれません。