こんにちは。
生活保護と年金で暮らしている、ぼろこです。長い間、ブログを放置してしまいすみませんでした。もう月末になってしまいました。
昨日は、むちゃくちゃ体調が悪くて朝から寝ていました。私は、乳がんの他にいろんな慢性疾患を持っています。いわゆる国の難病に指定されている病気もあるので、その具合です。
さて、生活保護になった経緯の続きですが、とりあえず治療のために、休職することにしました。その間、傷病手当を貰いながら、生活保護を受けることに。医療費がかからなくなるので、どこの病院でも行くことが出来ます。治療が終われば、職場に復帰するつもりでした。
私は、その頃、精神疾患で訪問看護士さんに、家に来てもらっていました。生活保護の申請には、看護士さんに付き添ってもらって役所に行きました。私ひとりでは、とても敷居が高くて行けませんでした。
訪問看護ステーションには、精神福祉衛生士さんがいて、その人が福祉事務所にも顔がきくということが強みになったのもあります。それでも、2、3回は、相談という形で行った覚えがあります。いきなり、申請するというのは難しいと思います。『相談』という形から入って、個室で事情を話して、生活保護の仕組みから聞かなければいけません。(知っていても)あくまで、印象を悪くしないように、振る舞った方が通りやすいというか、その後のこともありますから。
私は、大都市圏に住んでいるので、生活保護を受けている人は、たくさんいますが、田舎に住んでいると、役場に申請に行くことも誰が見ているかわからないので、ハードルが高いと思います。なにより、福祉の担当が近所に住んでいる人というのも考えられますから。(田舎では、就職先が役場かJAぐらいしかありません)いくら守秘義務があるといっても、受ける方が嫌だと思います。
私が20代まで住んでいた場所は、世帯数は12000を超えていますが、生活保護世帯は、100世帯だけです。どこの家が受けているかは、すぐに把握されるような所です。
大都市では、自分の住んでいるアパートの隣人が、どんな人など知らないことが多いですし、詮索することもありません。現に私の住んでいるアパートは、外国人が多いです。別に気にもしません。
そんな場所に現在は、私も住んでいますが、やはり福祉事務所に入るには、とても抵抗があります。入り口付近に誰もいないことを確かめてから、さっと入ります。生活保護を受けている人とは、絶対に知られたくないのです。それが赤の他人でも。みんな隠れるように暮らしているのではないでしょうか。私は、たくさんの病院に通院していますが、お金を支払わなくても良いですが、かえって、それが気に病むもとにもなります。
医療を受けるときは、絶対にケースワーカーに事前に報告しなければいけませんし、気軽に病院に行ける一般の人がうらやましいと思うときもあります。生活保護になりたての頃は、いつも病院の受付が恐ろしく、なるべく病院に行きたくは無いなと考えたときもありました。今でも必要以上に、『すみません』『ありがとうございました』と頭を下げて卑屈になってしまう私なのです。
本当に日本の『恥の文化』って言うのは恐ろしいなと思います。本来ならもらってよい低所得者の生活保護捕捉率は、20%しかありません。欧米諸国では、60〜90%もあるのに…
日本では、生活保護🟰恥🟰人権も無し
という風に考えられています。
税金で食わせて貰っている立場なのだから、お前たちは、黙っていろ!と言う人が多いです。本当に私達、生活保護受給者には、『人権』も無くなってしまうのでしょうか?生産性の無い者は、生きてはいけないのでしょうか?