相棒 season 1
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- 相棒 season 1 DVD-BOX
レンタルして全部観た。やべ~。最高だ。
個人的な意見だけど,ミステリの映像作品って,あまり傑作が多くない。そりゃまあ,ヒッチコックやら一連のポアロものやコロンボ,日本だと金田一ものに松本清張ものに古畑とかあるにはある。しかし小説に傑作があれほど多く存在する分野なのだから,映像作品でも,もっともっとたくさん傑作と呼べるものがあってもおかしくはないじゃないか。・・・と常々思っているところに出会ったのが相棒シリーズ。
このドラマシリーズ,何が凄いって,脚本のレベルが高すぎ。輿水泰弘という脚本家を,このドラマで初めて知ったが,ミステリをやってきている人ではないではないですか。多分,この脚本家をミステリで起用したのが成功の一番の理由だと思う。他にも砂本量って人も気になって調べたが,映画「ジャズ大名」のプロデューサー。何がどうなってるのやら。
スタッフ以外にもキャストもいい。決して豪華とは呼べないキャストだけど,水谷豊を筆頭にいい芝居がたくさん見られる。本当はゲストにもうちょっとお金を使って欲しいというのはあるんですけどね。犯人バレバレなんでw
しかし,何より嬉しいのが,このシリーズ現在6シーズン目ということ。しかも1シーズンで2クールやってる。全部で100話以上あるのだ!100話だぜ。たまらんぜ,俺の人生。
ティム・バートン監督2作+・・・
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- チャーリーとチョコレート工場
実はずっと前にDVDをレンタルしてたものの,ピーコだけして観ずにいたのですが,テレビで放送され,悔しいのでやっと観た。といってもちょっと前だけど。
観る前から面白いのはわかっていたし,借りたときにはかなり楽しみだったけれども,なんとなく観る気がしなかった。それは何故か。
実際面白かったけど,ティム・バートンの作品の平均的なところに収まってる気がするな。個人的には。「シザー・ハンズ」に感動した人には不要じゃね?
- ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- エド・ウッド
変わって「エド・ウッド」です。B級映画の帝王の人生の一部を映画化したものですね。こちらは最高です。
この映画,モノクロの古臭い映像なのですが,実はこれがミソ。ファンタジー空間の演出には絶大な才能をもつティム・バートンですが,チョコレート工場でもなくゴッサム・シティでもないモノトーンのファンタジー。映画制作の夢とさっぱり才能も運もないエド。読み替えましょう。これも実は「シザー・ハンズ」と同じ構造だったりします。あと私みたいな映画ファンにとっては,エドの人生そのものが非常に興味深く,また感動的であります。そして恐らくティム・バートン本人にとってもそうであることが映像を通じて伝わってくる。実は氏の最高傑作ではないかと。
- 有限会社フォワード
- プラン9・フロム・アウター・スペース 新訳版
↑そのエド・ウッドの代表作。いや~,面白くないよ。でも,そういう映画でも楽しむことは可能です。その方法を知っていると人生が少し楽しくなる気がします。
「Baby cruising Love / マカロニ」を聴く
- やっと聴けた!
- Perfume, 中田ヤスタカ
- Baby cruising Love / マカロニ
第一印象は,じ,地味だ・・・。
前作の「ポリリズム」も結構な地味曲だったわけですが,そこかしこに印象的なメロディーが仕込まれていて総合すると紛れもない名曲でした。今度の「Baby cruising Love」も似たような印象。ただし,近未来3部作以降では最もインパクトに欠けると思う。急いで売っていこうという感じではないところは好感が持てます。
そういえば,先週は遂にミュージックステーションにも登場だったじゃないですか!しかも口パクじゃない!がんばってるな。別の音楽番組に出てるのも見ましたけど,そちらは口パクでした。正直,口パクの方がいいかもw
(^0^)> (^0^)> (^0^)>
↑「3人合わせてパフュームです!」を顔文字にしようとして失敗。
謎の梅干ご飯
これからしばらくは,梅干ご飯になりそうです・・・。
なぜなら,
ついに,
買ってしまった!
手ぶれ補正が弱い!レンズキャップが邪魔!
それ以外は満足。しかし,使いこなせない・・・。
ちなみに梅干ご飯の写真も,このデジカメで撮りました。サイズは小さくしてますが。
タイムボカン 名曲の夕べ
- TVサントラ, 八奈見乗児, 筒井広志, 少年少女合唱団みずうみ, 藤井健, 山本正之, 三ッ矢雄二, 杉本真人, ねもとあゆみ, ロイヤルナイツ
- TWIN BEST タイムボカン 名曲の夕べ
ついに「ヤッターマン」のリメイク版の放送が始まってしまった。中身については,まあそこそこ楽しめたかな,と思う。ていうか,細かい部分を除けば昔と同じだしねw
ただ問題は,多くの人が指摘しているが,主題歌だ。世良正則・・・よっちゃん・・・渋いのは結構だが,どうもインパクトに欠ける。これも比較対照となる旧シリーズのインパクトが強すぎたためか。
「燃えよドラゴンズ」でも有名な山本正之の作品を中心とした「タイムボカンシリーズ」の歌入り曲を集めたのが今回紹介する『タイムボカン 名曲の夕べ』である。
クレイジーキャッツ,トニー谷,ドリフターズ,タモリ(これはちょっとインテリすぎるが),最近ではグループ魂と日本にもコミックソングというものはずっと存在していたし,これからも存在していくのだと思うが,個人的に,多分世代的に,一番愛着があるのが山本正之だ。しかしこの人,前述の人達のようにテレビ出演があったわけでもないし,有名な仕事はほとんどがアニメ絡みなので,裏方的な存在に甘んじている。しかし,この人の曲のナンセンスな歌詞,単純だけどコミックソングらしいちょっと外したメロディ,アニメ特有の変なアレンジ,そして気の抜けたバカから気合十分過ぎて空回りしているヒーローまで幅広く歌いこなす「歌演技力」の高さ。全てにおいて世界最高水準だ。
コメディの微妙な間を文章に表現できないのと同じで,この作品の解説も難しい。ということで,諦める。
画像はないけど,DVD。
↑最高です。
ゆらゆら帝国(2nd) / ゆらゆら帝国
amazonに売ってないどころか,全く入手すら困難な作品を紹介してもどうしようもないとは思うが,たまにはね。
『ゆらゆら帝国III』というアルバムをご存知か?ゆらゆら帝国の6枚目のスタジオ録音アルバムである。6枚目なのに「III」だ。何故そうなっているのかといえば,メジャー移籍後の3枚目という単純な理由である。私はゆらゆら帝国を最高に素晴らしいロックバンドと思っているが,こういう姿勢はいただけない。インディーズ時代はなかったことにしたいのか?まあ,上のとことんキモいジャケットが今となっては恥ずかしかったりもするのかもしれないが,そうじゃないだろう。中身はメジャー移籍後に劣らずどれも最高の作品だろう。
今回取りあげるのはたまたま2ndだが,1stでも3rdでも良かった。1stのちょっと単調だが,ゆらゆら帝国史上最高の不気味さも捨てがたいし,GS的なサウンドで,急激にメロディが良くなった3rdも最高だ。
この2ndは,1stの不気味さを残しつつメロディメイカーとしての坂本氏の才能が開花した最初の作品だ。「人間やめときな」「魚ちゃん」「心は半分」等々今でも通用する名曲もある。坂本氏の書くメロディーは,多分三上寛あたりの日本のアングラフォークの影響が強いのだろうと思わせるが,それとは別にピーター・アイヴァース的な屈折した軽やかさが必ず存在するのが大きな特徴だ。
見てはいけないものがある。でも人間はそういうものほど見たいと思ってしまう因果な存在だ。その見てはいけないものを見たあとには「見なければよかった」と後悔してしまう場合も多いのが人生だけど,なんだかクセになって,ニンマリしてしまうこともたまにはあるだろう。
ゆらゆら帝国の音楽というのは,多くの人をニンマリさせる,そういう魅力を持ったものだ。そしてこの2ndは,見てはいけない度の高さとニンマリ度から,個人的には最高傑作なのだ。
- ゆらゆら帝国(YURAYURA TEIKOKU)
- アーユーラ?(ARE YOU RA?)
↑何故か全く廃盤にならない3rd。手に入りやすさから,入門にはこちらがいいかも。レーベルは,天下のキャプテントリップ です。
Get Happy!! / Elvis costello & The Attractions
- Elvis Costello & the Attractions
- Get Happy!!
コステロ先生も,芸歴が既に30年である。これだけ才能があるのだから引退されてはもったいないのだが,大きなヒットを出すこともなく,長くやってくれていることに感謝したい。といいつつ,今回紹介するのは初期の作品である。
『Get Happy!!』という非常にポジティヴなタイトルが付けられたこのアルバムは,コステロとして4枚目にあたる。個人的には,5枚目の『Trust』まではどれも傑作だと思うので,別の作品を選んでもよかったが,とりあえずこれ。
コステロの魅力というのは,実は説明しづらい。ぶっちゃけてしまえば,普遍的なポップソングとしかいえないかもしれない。まあ,イギリス人らしい皮肉の利いた部分はあるにせよ,誰でも聴ける音楽だと思う。演奏(ここではアトラクションズ)も,パブロック的な猥雑さもあるとはいえ,非常に爽快感がある。
しかし,その爽快感に陰りが見える,というかコステロの逡巡が始まるのが次の『Trust』で,その直前のこの作品には,ポップ職人コステロが最良の形で詰まっている。
ロックンロールは,そもそもパーティミュージックだった。そういうことを思い出させてくれる活きのいい楽曲。1曲あたり平均2分の短い演奏時間。そして,このアルバムの最大の特徴が音質だ。コステロの初期のアルバムで,音質がいいものなんて無いが,これの音の悪さは際立っている。とにかくモゴモゴしてダイナミックレンジが狭いのだ。えっ?じゃあダメじゃん,と思うなかれ。このアルバムの音質は,ラジオだ。そう,この作品は,ラジオから流れてくるパーティロックンロールだ。
あっという間に全20曲を聴かせる凄いアルバムです。
- ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- ハイ・フィデリティ 特別版
↑『Get Happy!!』の収録曲である「ハイ・フィデリティ」にインスパイアされた小説の映画化。ロックおたくの悲哀を余すところなく。
- Elvis Costello
- My Aim Is True
↑ついでに1stのデラックス・エディション。通常のCD→ボーナストラック満載版CD→2枚組みでボーナストラック更に満載版→紙ジャケ→デラックス・エディション・・・とホントいい加減にして欲しいですが,これに収録されたライブ音源は良さそうです。でも買いません(2枚組みのところまではつきあった)。
Electoric Meditation / Tangerine Dream
- タンジェリン・ドリーム
- エレクトロニック・メディテイション(紙ジャケット仕様)
Tangerine Dreamは,今も現役である。まずそこに驚く。そしてこの1970年に発表された1stアルバムを聴く。そしてぶっとぶ。
知らない人には意味がわからないと思うが,Tangerine Dreamといえば,70年代のVirginからの作品が有名である。そこでのTangeline Dreamは,ドイツ人らしい観念的な世界観をシンセサイザーを使って流麗に表現している。例えば,大人の音楽としてピンク・フロイドの『狂気』が語られることもあるけど,それに近い受容のされ方も可能なほどのバランスの良い作品だ。しかし,この1stは・・・
まず,シンセサイザーの類は使われていない。基本的にギター,ドラム,チェロにオルガン,フルートといったところ。そして奏でる音楽がこれまた独創的である。タイトルがタイトルなだけに瞑想という連想も可能だが,いやちょっと待て,この神経から直接流れ込んでくるような音像は,単なる瞑想か?
音楽というのは,基本的に感情に訴えてくるものが多い。いや音楽に限らず,芸術全般がそうだ。しかし,20世紀,ポストモダーンの思想を受けて,芸術は多様化した。また2度の世界大戦は,人間の精神活動としての芸術から,これまで存在していた楽観主義の薄い膜を剥ぎ取ってしまった。1970年のドイツ,ここで鳴らされた音楽ともなんともいえない神経を逆なでする音の塊は,ある意味このグループを介して出現した20世紀であるとも言えないか。
見過ごされがちだが,重要盤である。(ま,滅多に聴かないけど)
- Klaus Schulze
- Irrlicht
↑3人のメンバーの1人のKlaus Schulzeが,Ash Ra Tempelを経て出したソロ。
- Conrad Schnitzler
- Con Brio
↑同じく初期メンバーのConrad Schnitzlerのソロ。
- Tangerine Dream
- Alpha Centauri
↑Edgar FroeseにChristopher FrankeとPeter Baumannが加わった2nd。
ドイツのロック畑における電子音楽は,Tangerine DreamとKraft Werk(Neu!やHarmoniaを生み出した)が源流と言える。これは面白い事実だと思う。
渋祭 / 渋さ知らズ
- 渋さ知らズ
- 渋祭~シブサイ
私が今までの人生で最も多くライヴを観たグループがこの渋さ知らズだ。最初に観たのが,97年頃だったかな。そのライヴは,メンバーが8人くらいに対して,客が16人くらいだったか。江古田バディだった。上京したての私は「東京は凄いなあ」と思った。
渋さ知らズは,東京の中央線沿線のジャズミュージシャンを中心とした,3人から50人くらいまでライヴの度にメンバーが入れ替わる,彼ら曰く「部族」です。。中心人物は,フェダインのベース奏者の不破大輔氏で,他にも様々な有名・無名のミュージシャンが参加していますが,基本的なデータはwikipediaがよくまとまっています。
渋さの魅力は,なんといっても大人数によるグルーヴ感とカオス感だと思う。それに加えて楽曲も良い。極々私的なイメージから集団のお祭り,ジャズ,ロックはもとより民謡的なものまで全て飲み込んだ上で結果的に良いメロディーが出来てくるのだから凄い。
『渋祭』は,彼らの5枚目のアルバムで,タイトル通り彼らのお祭り感覚が最もよく出た作品ではないかと思う。実はこれの前作である『Be Cool』が,いまいち整理されすぎてて,プレイヤー同士の「機微」に少々難のある作品だった(実際に『Be Cool』はミックスを変えて『Never Be Cool』というタイトルで出しなおされたりしている。それでもいまいちですが)ことの反省からか,グルーヴ感,カオス感共に満点に近い出来である。曲も良い。
渋さも,今ではフジロックで大勢の客を前に演奏するようなグループになった。お客さんの中にはモッシュを始める人達もいる。みんなが勝手に楽しんでいる。素晴らしいではないか。
でも,小さなライブハウスで,受付を不破さん本人がやってた頃の雰囲気が,個人的には一番楽しかったかも。あくまで個人的にはね。
- ドリームタイムエンタテインメント
- ALLD OF SHIBUSA
↑ライヴ映像を観るなら,これ。ダンサーや暗黒舞踏の人達までひっくるめての渋さ知らズですからね!
仕事が始まってしまった・・・(犯人はこの中にいる!編)
私が年始早々にぶったおれたのは既に書きましたが,察しのいい方なら不思議に思うと思いますが,妻は無事だったのですね。
普通に同じもの食って生活してるわけですから,かもされた(食中毒)系であれば,妻が無事ってことはないのです。普通は。
なんだかんだで,原因がわからないまま完治しました。
ところが昨日,我が家の名探偵である妻の手により,意外な犯人が見つかったのです。それは・・・
なんとこの不自然にタイトで光沢のあるインナーを着た女性!
・・・ではなく,マットレス!
カビ。
俺のだけ。
カビの上に寝てた。
しょんぼり・・・。