住めば住むほど、育って見えるものが増えるほど、此処の自然の稀有さと大きさに圧倒されて、そこに居座る我々人間の有害さに大きなギャップを感じている。
「恵まれている」と誰かが言った。
「贅沢な環境だ」と誰かが言った。
だから私はこの村の良い所ばかりを探して、創って、言うしかない。
誰も彼も、綺麗な花ばかり見たいに決まっている。
土の下で毒を食べて蠢く蚯蚓と、我こそ生きようと奪い合って広がる根なんか、誰もわざわざ気にすることはない。
観光客がなんだっていうんだろう。天に吸われるちっぽけな金と、土に還らない塵しか置いていかない人たち。
学校でゴミ拾いをさせられる度に、「来たときよりも美しく」と先生が言う度に、ゴミを残すひとに恨みを覚えて、「私の住まう場所はたかがゴミ拾いで綺麗になるほど汚れているのか」と泣きたくなった。
考えていたくない。余所者になりたい。
排気ガスを出してやってきては、自分勝手に「此処は良い所だ」と言って満足できるような。
どこか遠い所で、できれば一番好きな所で、そんなことをやってやりたい。被害者と加害者しかいないのなら、私だって綺麗なものだけ見ていたい。
「恵まれている」と誰かが言った。
「贅沢な環境だ」と誰かが言った。
だから私はこの村の良い所ばかりを探して、創って、言うしかない。
誰も彼も、綺麗な花ばかり見たいに決まっている。
土の下で毒を食べて蠢く蚯蚓と、我こそ生きようと奪い合って広がる根なんか、誰もわざわざ気にすることはない。
観光客がなんだっていうんだろう。天に吸われるちっぽけな金と、土に還らない塵しか置いていかない人たち。
学校でゴミ拾いをさせられる度に、「来たときよりも美しく」と先生が言う度に、ゴミを残すひとに恨みを覚えて、「私の住まう場所はたかがゴミ拾いで綺麗になるほど汚れているのか」と泣きたくなった。
考えていたくない。余所者になりたい。
排気ガスを出してやってきては、自分勝手に「此処は良い所だ」と言って満足できるような。
どこか遠い所で、できれば一番好きな所で、そんなことをやってやりたい。被害者と加害者しかいないのなら、私だって綺麗なものだけ見ていたい。