現地観察《令和4年6月4日(土曜日)》@大阪市北区天満

👉観察番号 18 明治天皇聖躅(造幣局)

 

 

 

 🔍大阪に本局、広島と埼玉に支局がある造幣局。その敷地の中に1つ明治天皇聖躅碑がある。造幣局は明治4年(1871年)に造られ、明治天皇は明治5年、11年、31年の3度行幸された。石碑もそれを偲んで建てられたものか。旧造幣局正門を入ると、その直ぐ正面にある。石碑自体は大正14年(1925年)5月10日、「大阪市青年聯合團」というところが建立したようだ。

 

 

 🔍石碑の周りには、説明書きなどはない。植え込みに一部隠れているが明治天皇聖躅があると分かる様に整備されている。整備や管理は造幣局がしているのだろうか?石碑に対する看板はないが石碑近くにある、明治天皇ゆかりの藤棚には説明の看板(造幣局管理)があり、行幸のことが少し書かれている。その他周辺の植え込みにはご皇室関係の記念碑が見られた。

 

 

 🔍造幣局の敷地内には貨幣博物館がある。貨幣の歴史、工程、日本で作られている貨幣の様々な展示がある。また、日本の近代化に先駆けての造幣局設立の歴史も展示してあり、大変勉強になる。明治天皇が行幸されていることからも分かるように、当時の日本において非常に重要な位置づけだったらしい。大隈重信を始めとする維新の立役者はもちろん、様々な政治家、技術者、外国人が関わっていたようだ。

 

 

 結果としては①説明用の看板はない。ただ、周辺や貨幣博物館内に明治天皇が行幸されたことが分かる展示は見られた。②管理、設立団体に関しては大阪市青年聯合團というところ。③石碑が分かるように整備してあり、おそらく造幣局が管理しているものと思われる。

 

 

その他周りには明治時代の遺構や明治天皇愉快の文化財も見られた。また扱いたい。

 

 

 次回に続く。