自由を強制される不自由

毎月恒例の1円古本読書‼️

今月は金原ひとみの持たざる者、東日本震災によって人生が変わった男女の話。まだ4ぶんの1程度だが、今回のコロナウィルスの国内の状況を彷彿させられた。ネットなどにおどらされる人。情報が正しいと思い込み、妻に強要する夫。今読めば滑稽だ。妻にしてみれば自由に安全に生きることを強要してくるように感じる。自由に生きることを強要することはなんとも不自由なんだと矛盾を感じた。読み進めていくと新しい発見があるのではと期待させてくれる。著者は吉高由里子のデビュー作蛇にピアスの作者、かなりとんがったイメージだったが、雰囲気が変わったという書評を読んで興味を持った。