私は33歳でくも膜下出血を発症し、病気前まで総務、社長秘書、運転手をしていたため、復帰後のほとんどの人たちの手のひら返しを経験した。病気前までは組合がないから、車で送迎中社員の権利や法律などはなしていたからそんなに冷たい対応はないと信じていたが、いとも簡単に裏切られた。芥川龍之介の本を読んでまさかと思っていたが、本当にあるんだとあえて楽しむことにした。文学に接していなければ、自殺してたかもしれない。やはり人間の本質は不変なもので、準備ができていると多少楽になる。