私は読まず嫌いもあるが、読む気もしない。人間の本質をえぐり出す、新鮮さがないのだと思う。最近の作品は英訳を意識した文学に成り下がっているという批判さえある。やはり純粋な文学としての価値が薄まりつつあるのでないだろうか。先日中村文則氏の本をカフェで読んでいて、ちょうど読み終わった時にオーナーの方に声をかけられたが、一瞬気が遠のいていて質問に答えられなかった。やはり文学には読み終わった後血の気のひくような迫力が必要だと思う。



iPhoneからの投稿