ホッピーとの書簡のやり取り! | 爆風銃 - BOP GUN -

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伝説のNo.1 Funk Band「爆風銃(Bop Gun)」
惜しまれつつも、1983年に活動を休止した。
再活動を望むファンのための応援ブログである。

ホッピーから、私のブログを読んで書簡が届きました。

実は、ライブレポートの「パフォーマンス編」をホッピーが読んでくれて、それに対してホッピーなりの意見を寄せてくれました。

これは、あくまでもホッピーの考えなので、「他のメンバーがどのように考えているか?」ということとは相違があると思います。
しかし、前回の記事でもファンの方が、再びホッピーとほーじんが音楽をクリエイトして欲しいとの要望が、こうしたホッピーの考えと、ほーじんの考えがバンド内でぶつかり合うことで、「滲んで溶ける音楽」を作り出してくれるのではと思います。


ホッピー>マーシー

私はバンドで演奏していて、間奏でソロをやるのが嫌いなんです。爆風銃はいくつかそういうシーンがありますけど、なるべく決まったメロディー的なものにしています。
一番嫌いなのは、ソロ回し!フュージョンでよくある、あれ!どこが楽しいのか、まったく理解出来ないですが、ソロ回しってなんでやるんですかね?
私がここ30年以上、プロデュースやアレンジした作品では、間奏にソロがあるものはほとんどないんです。ソロで歌の代わりにひと盛り上がりっていうのは、逆にひと盛り下がりですね。ギターとかで熱く弾きまくれば弾きまくるほど、興醒めで、次の歌につながらない気がするんですよよね。それは ただの場つなぎね!

YESというバンドは商業的に成功したビジネス・プログレではあるんだけど、例えば『危機』という曲をとってみると、ギター、ベース、キーボード は始終ソロをとっているようなフレーズなんだけど、全部キメフレーズで、いつもそれをアンサンブルとしてスコア通りやるのね。何回聴いても、飽きず に不思議な発見があるのは、緻密な構成力と演奏力なんだよね。クラシックでもロックでもアレンジ力と構成力のないものは時代を超えて聞いてはいかれないのよね。
「ビートルズ」も「レッド・ツェッペリン」も凄い所は、アイデアやパッションだけに驕らないで、音楽的なアレンジ&構成が非常にしっかりしているところ。ここを気がつかないで、勢いだけで音楽やっちゃうと、時代に埋もれていくんだよね!
私が音楽を創っていく時の一番大事にしているところかな。

ホッピー神山



ホッピーに対する誤解。
私は、多々あると思うのです。

例えば、「おま踊」でのホッピーのパフォーマンス。
爆風銃時代から、ホッピーを紹介する時は、奇抜なお面と演奏は、受け狙いではなく。
彼にとっての「スコア化」しているということ。

だとすれば、あれは計算されたパフォーマンスであり、音楽家としての表現なのだということです。
笑いを取っているのではない!

この書簡のやり取りで、「蘊蓄を皆の前で言うのは、『なんか自分らしくない』と思ってしまいます。音楽を理屈で語るのは、ミュージシャンとしては、気が引けるからなんですけどね。よければなんでもいい訳 で、自分の音楽に向かう時のモットーは、他人にとってはどうでもいいことですものね~!
皆、様々なこだわりを持ってやっていると思いますし」とホッピーが言うところを、私がどうしてもファンの皆さんに知ってもらいたいので、書簡を公表することとなりました。(笑)

「音楽家は音で表現して『なんぼ!』」とは言われますが、こうした哲学を理解してもらうことも、音楽以上に大切なことと思っています。


考えるに、ここ1年でメンバーと交わした書簡を基にすれば、1冊の本になりますし、それくらいメンバーは語りますよ!
音楽以上にね!(笑)