ドラマ「大追跡」ロケ地巡り
いよいよ最終話となりました。最終話の後半は「村川船舶」社長の「浜村(安部徹さん)」を逮捕することに奔走する遊撃捜査班です。
遊撃捜査班は浜村と関係のある「清新会」にやって来ます。20話にも登場しました。中区山下町の広東道沿い。現在は「日本穀物検定協会」さんが入っています。
清新会だけでなく浜村所有のディスコ、トルコ(ソープランド)を捜査し、浜村逮捕の証拠を探します。逃がし屋をやっている「中光貿易公司」を知られると困ると焦った浜村は清新会の筒井(阿藤快さん)に、中光貿易公司の劉と新田の始末を指示します。
が、筒井は新田殺害を失敗し、逮捕されます。ここはマリンタワーの裏手です。
水原は前半に登場した組員にまた会い、しつこくアジトについて聞き、「中光貿易公司」を教えれらます。建物は無く、現在は駐車場になっています。市場通りを出たところです。
水原が着くと、すでに劉は殺されていました。また、浜村は３日後に香港に発つことがわかり、新田は筒井に証言させようと考えます。
証人となる者を排除したい浜村は手下を県警に忍び込ませます。手下は留置所に手りゅう弾を投げ込み、筒井を殺します。困った遊撃捜査班は、筒井が生きていることにし、浜村に尻尾を出させようと考えます。
新田は筒井を港湾病院から県警に移し、取り調べを再開すると浜村に伝え、浜村の出方を待ちます。中区新山下の３にあった市立港湾病院は現在「市立みなと赤十字病院」の駐車場になっています。
遊撃捜査班は筒井を移送すると見せかけ、相手をおびき寄せます。着いた先は何と磯子！ 磯子区磯子１の「磯子根岸つり船センター」です。現在もありました。が、「あぶない刑事」をお好きな人ならわかるかもしれませんが、第１話の冒頭で登場する、爆弾魔を演じた河西健司さんが住んでいたアパートです。「大追跡」の最終回、「あぶない刑事」の第１話「暴走」でこの地が使われたのは柴田恭兵さんに何かしらご縁があったのでしょう。
そして最終話もいつものように銃撃戦です。
遊撃捜査班の活躍で手下を失った浜村の部下は、一人で車で逃げます。ここは磯子区新磯子の「関東宇部コンクリート」さんのあたりです。
部下の車は、この先で横転し、遊撃捜査班によって連行されます。
「千代田冷蔵」さんの建物はそのままでしょうか？ 当時ガソリンスタンドの場所は、現在「新興運輸倉庫」さんの駐車スペースのようです。
この後、遊撃捜査班の芝居に騙され尻尾を出した浜村は逮捕され、一件落着です。最後は新田も加わって「オットー」。最高なシーンです
この後、松田優作さんが撮影している現場は「同潤会山下町アパート１号館」。滝本が躍るのは「ジャガー」でしょうか？水原が中島ゆたかさんを待つのは元町３の「ムラキ」さんの店前です。
ラストシーンは大さん橋。ここは歩けなかったのでGoogle Earthで確認させていただきました。すみません。いつか行ってみます。
小学校低学年のときに再放送を見て、「オットー」を真似していました。それがきっかけで現在も「大追跡」が好きで、2022年からロケ地調べをし、放送から46年後の2024年7月(一部8月)にロケ地巡りをしました。記録に残したいと思ってブログにあげてみました。「大追跡」や「あぶない刑事」を好き人に見てもらえると嬉しいです。