91日のこと。



前回は初出勤(8月3日)のことを書いたのにいきなり1ヶ月後のことを書いてしまうのですが、ご了承を。


当分は近況と8月の出来事を一緒に書いていこうかと思います。




で、今日は東大のアイセック委員会の方々が企業訪問にやって来る日。

バンガロールの研修生と企業を訪れて、今後の研修生の為に紹介するらしい。




てことで、前日にこの企業で働く利点をPRした、ムービーを撮らせて欲しいと頼まれていたので、昨日作ったメモを整理しなおしてみた。

たかだか12分のビデオかもしれないけど、対話形式でなくカメラに向かって一人でのPRなので、言いたいことを忘れないようにポイントを覚えておいた。




まず、綺麗で環境がよく、ジムやプレイフロアのようなリフレッシュスペースがあり、社員気持ちよく働き、そしてよりよいパフォーマンスが出来るように企業が全社的にサポートしている点。やっぱ大手だから出来ること。それが魅力のひとつ。

業務内容としては、今年の始めに出来たばかりのサイトが認知されていないので、どうしたらもっとユーザーを増やせるかを考えながら、どのように自分の考えを社員の方に提言できるか、ってのが面白いし、今現在は唯一の日本人だから日本の市場を分析し、それをインド人スタッフに伝えたり共有したりすることにやりがいを感じる。

また、普段何気なく見ているインターネットサイトの裏側を学べる点も面白い。(なぜこのように構成されていて、どんな意図があるのかなど)



と、まーこんな感じです。

で、話を本題に戻すと、アイセック東大委員会方々が無事に予定通り11時半に会社に到着し企業訪問がはじまりました。といっても、社内の一室でうちの企業の概要をインド人スタッフが説明し、それに応じて東大生の方々が順次質問といった形だったんで、ちょっとしたミーティングみたいな感じでしたね。

今回は4人でいらっしゃったんですが、そのうちの3人はまだピチピチの1年生にも関わらず、熱心に話を聴いていました。自分が1年生であの場にいたらほとんど聞き取れなかっただろーな笑。(ただでさえ英語が分かんないのに、インドアクセントのおまけまで付いてるからさ)



で、一通り終わったところで、皆さんが私に1枚ずつ名刺をくれたので、ありがたく頂戴いたしましたー。これは大切にしまっておかなきゃなー。将来お世話になる為にも。笑

で、このあとは東大生の方と一緒に敷地内にあるフードコートでご飯食べて、そのまま解散しました。自分はまだ仕事もあったので。

みなさんお気を付けてインドの旅を楽しんで下さい!

と、まー今日はこんな感じでした。

8月3日のこと。



まずは前回の続きから



最終的に午前3時くらいにアパートに着き、ひと段落って感じ。アパートは想像をいい意味で裏切ってくれた。建物の内部構造はインドクオリティー感満載であるが、外観はまるで中世の高級ホテルみたいな装い!!6階建てのアパートが4棟程あり、ジム、屋外プール、売店まで敷地内にあるのだー!すごくね?ただ、自分の住む部屋のキッチンだけはなかなか酷いものだった。というのも、このフラットには現在6人が住んでいてみんなで1つのキッチンを使っているので、使った後は洗うように!の張り紙も意味を成さずにシンクに食器が積み重なっているような状態だったー・・・





で、話を到着直後に戻すと、


その日は前述した通り、夜も遅くみんな寝ていので、リビングのソファに寝ることにした。結構疲れてはいたけど、ソファでしかも蚊に刺されまくってほとんど寝れなかったー。で、結局その日は最終的に4時半近くに寝むりについた・・・



もちろん個人部屋なんてないからプライベートな時間はほぼ取れない。こういう環境で暮らしたことなんてなかったので、うまく馴染んで暮らしていけるのか少し不安である。




次の日(3日)は初出勤の為、9時くらいには起きていたと思う。あまり寝てはいなかったけど、若干の緊張と期待でそれほど眠いとは思わなかった。

ということで、けっこうバタバタした感じで初出勤。急いで準備をして、インド名物のリクシャーに乗って研修先まで向かった。勤務先はバンガロール内にあるIT関係の会社なのだが、ここでもまたびっくり。



とその前に、研修先に向かうまでの道のりの話しをしようかと。

バンガロールはほかの年と比べれば比較的綺麗で、治安もよい町なのだが、それはあくまでもインドのほかの町と比べた場合であって、日本人からすればどっちにしても汚くて、騒々しい町である。特筆すべきは、バンガロールの交通状況。これがホントにひどい!!

渋滞のひどさはなんでも、インド一らしい。それもそのはず、車もバイクもぐちゃぐちゃに入り乱れて、あり得ない位ボコボコした道を行くのだから。信号もあまり機能せず、通行人は車すれすれで道を横断してゆく・・・また、ご存知の通り牛は神聖な動物でその辺に野放し?でうろついているから当然幾多のうん○が道のあちこちにあるし、ゴミもそこら中に散らばっているから臭いも見た目もかなりキツイ。(振り返ってブログ書いてるから、今ではもう慣れはしたものの、ファーストインプレッションこんな感じだった)さすがインドでしょ?




まーそんな印象を持ちながら、15-20分くらいで研修先に到着。

で、ここでさっき言った様にびっくりしたことがあって。(まーほとんど全てのことにびっくりしまくりだったけど笑)


でもここでのびっくりは、すごくいい意味でのびっくりで。



企業のある敷地がめちゃくちゃ綺麗で立派なこと!!ここバンガロールはインドでのIT産業中心であるってだけじゃなくて、IT企業のある敷地内そのものまるでシリコンバレーのようなものなのだ。さっきまでの光景が嘘の様に、一歩その敷地内に入ると近代的なビル郡が建ち並び、道路や脇にある芝生や木々も切れに手入れされているのだ。牛のうん○はおろかゴミ1つ落ちていない。



さっきまでのちょっとした憂鬱がふっとび、すげー気持ちよくなった!!


で、実際に研修先の企業に入ってまたびっくり!笑



勤務先の企業も本社がアメリカのIT企業だけあって、社内の雰囲気も非常に明るくカジュアルで、社員の皆さんも明るくてとてもオープンなんですよー。(もちろん皆さんインド人です)

それから、流石といえるところは企業が全社的に社員のサポートをし、よりよいパフォーマンスが出来る様に環境を整えているところ。オフィス内は快適で必要なものは全て揃っているのはもちろんのこと、会社専用の通勤バス、社内カフェテリアでの朝食、昼食、オフィスでの飲み物これらが全て無料で利用できるんです!さらに特筆すべきは、社内にジムとビリヤードや卓球の出来るプレイフロアまであるのだ!!まさに、シリコンバレーって感じでしょ??

ホントにここがインドか?って思った。



さて、ここで仕事内容。



自分がここでやらせてもらう仕事は自社が持ってる日本版サイトの一部管理とブログ等のプロモーション。あとは、翻訳とマーケティングも。


とりあえず、日本ではまだまだ認知度の低いこの会社のホームページ等を使ってもらうように促進したり、これから立ち上げるプロジェクトのサポートをしたりといった具合だ。基本的にうちには在印日本人がいないので、日本語の分かるスタッフとして翻訳や日本市場のマーケットリサーチ等の業務もある。

当面の目標としては、やるべき事をしっかり覚え、効率よく業務をこなすことである。

とは言え、今日はパスワードもまだ出来ていなかったので、持参した個人のPCで自社のホームページを閲覧しどの様なコンテンツがあるか確認した程度だった。

ちなみに所属している部署はアジア・パシフィックのマーケティング部門になり、同僚の方々はみなインド人であるが、それぞれ日本・韓国・アジア・オーストラリアに関する業務を行っている。みんな明るく優しい方たちばっかりだったから、快適に研修が出来そうである。うちのボスはアメリカの大学を卒業して、アメリカの某大手企業出身なんでアクセント以外は全然インド人って感じがしない。帰宅後に発見したのだがFacebookのプロフィールの写真なんかは、まさにヒップホップ大好きな黒人のお兄さんって感じだった、YO

あと、研修生としては、自分より一週間早く研修を開始していた中国人の女の子がいる。明るくて元気な感じの人だ。

これから、数ヶ月間一緒のオフィスで働くので、仲良く出来たらいいと思う。



と、今回はこんな感じで。

えーと、じゃーここでフラットメート軽く紹介!

前述したように同じフラットに6人が一緒に住んでいて、ベルギー人、ロシア人、中国人、ポーランド人、ドイツ人、そしてカナダ人といった感じ。

実にインターナショナルなフラット!!


ちなみにポーランド人は15年(人生の半分以上)もロンドンに住んでいるので、英語はコテコテのロンドンアクセントだ。で、カナダ人はこのフラットで唯一の女性だった。(日本じゃあんまり考えられないよね)しかも、このフラットの部屋の構成としては、3部屋に2.2.3人ずつ寝るという感じだから、彼女は男2人で同じ部屋に寝ていることになる。日本人の女性ならこれでもうかなり無理かもね・・・笑

前回書いた通り今回はインド初日の出来事をさらっと振り返り

今回のインド研修は本来なら727日から研修始める予定だったんですが、想定していたというか、噂通りというか、ビザ発行に必要な書類が期限までに揃わずに結局研修開始日を1週 間延期してしまった。企業側から原本で貰わなければいけない書類がなかなか届かなかったからなんです・・・まーいろんな人の話やブログなどで、インドのルーズさはある程度理解していたので、ビザが発行されるまでは航空券を予約しなかったのが不幸中の幸いでしたね。はい。そうじゃなきゃ、ほぼ100%のキャンセル料を支払わなければいけなかっただろうし。




と、そんなこんなで、研修開始が正式に決まってから出発までほんの数日しかなかったので、急いで準備しなければならなかったのは想像に難くないでしょー。






そしていよいよ出発。



成田を出るまでは全く心配はないのだが、問題は乗継ぎ。





研 修先であるバンガロールへはニューデリー経由で行くことになっていたので、ニューデリー空港で荷物の紛失や手続きが上手くいかなかったらどうしようか、という不安。そんな風に神経過敏になっていたこともあり、ちょっとしたことでも正直不安になってました。一番ドキドキしたのが、ニューデリーのターミナル1 から2への移動。成田からの飛行機はターミナル1に着き、バンガロールへの飛行機はターミナル2から発つことになってたんですが、問題はターミナル1から2までの距離と移動手段。成田空港であれば車でほんの数分位だけど、ニューデリーの場合15分 もあるのだー。しかも空港の完全に敷地内(滑走路の周辺)を走るので空港が用意しているシャトルバスの様な物に乗るんですよ。シャトルバスといっても見た目はまさに囚人が乗るようなあんな感じのバス。何の標識も説明もないまま、ただ乗れとだけ言われてその危険な空気漂うボロボロのバスに乗ったらライフル銃 を持った警察(?)のようなおっちゃんが中で座って監視している・・・初めてのインドで、しかもいろんな危ない話を渡印前に聞いていたら、そりゃービビるでしょ普通?笑






でも何とか無事に(ホントは別に危なくないのだろうが)第2ターミナルに着き、そのままスムーズに手続きを済ませ、バンガロールに着くことが出来た。



しかしここで一番の懸念材料があった。バンガロールに到着するのが夜の11時半くらいで、そこからバスで1時間程の所にあるホテルで、自分の住む予定のアパートまで送ってくれるインド人と夜の1時 に待ち合わせになっているってこと。つまり、ちゃんとそのインド人がそんな夜中にちゃんと時間通りに来てくれるかどうかという懸念。待ち合わせの場所はバンガロールでも有数の高級ホテルで、一歩中に入るとトロピカルで涼しげな感じが漂ってくるような所だった!(実際バンガロールは地理的条件からインドの軽 井沢と呼ばれるくらい夏でも湿気が少なくカラッとしていて涼しい)


とは言え、そのときすでに夜の12時半過ぎで、エントランスには警備員くらいしかいなかったので、あまり長居する気にはなれなかった。約束ではそのインド人は1時に迎えに来る予定だが、予想通り1時過ぎてもやって来ない。



電話をしたらあと30分ほどかかるとのこと。




30分経過、時間は1時半・・・







まだやって来ない。






再び電話をかける。

あと30分待てとのこと。もう2時。






30分経過も、まだ来ない。


もう一度半ば切れ気味に電話をする。





すると、今渋滞で、なかなか思うように進まないとのこと・・・ 




夜中の2時にもなればバンガロールの夜はまるで別の町のように静まりかえってひっそりとするから、きっと渋滞なんてある訳ない!



ここで1時間以上も待っているのでさすがに頭にきて、もう15分待っても来なかったら、本気でホテルのロビーで暴れてやろうかと思った。笑






で、マジで暴れる5秒前









位のところで、ようやく彼が申し訳なさそうに現れた!!!やっと来たー!!!!




で、その時は、怒りよりも安堵の気持ちの方がずっーーーーーーと強くて怒れなかった。








こうしてあんなこんなで、最終的に午前3時前位に、これから4ヶ月弱住むことになるアパートに到着したのです。





よし、アパートの事やルームメイトのことなどは次の回に詳しく書こう。